海外で霊現象に遭ったとき念仏は通用する?陰陽師に聞いてみた

2016/07/18 06:30

亡霊
chainatp/iStock/Thinkstock

心霊現象は全世界で発生している。霊を信じない人はいたとしても、霊障は常に存在しているのだ。世間的には夏休みに突入する季節柄である。ゆえに海外旅行を楽しみたい人もいるだろう。

海外でのトラブルは普段と比べて、どうすればいいのだろう、と悩んでしまうケースが多いものだ。かかりつけの病院がないのだから病気ひとつの対応でも一苦労だ。

海外で心霊現象に遭ったときは、なおさらパニックになるかもしれない。外国の霊に南無阿弥陀仏などを唱えて通用するものだろうか。しらべぇ取材班は陰陽師の50代男性に話を聞いた。


 

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Q.日本語である念仏は海外の霊にも通用する?

「私は陰陽師ですので念仏を唱えることはありません。それを唱えるのは仏教徒であり、我々陰陽師は神道ですので、祝詞を唱えるのが一般的です。


結論から言いましょう。海外の心霊に念仏は通用します。それは私がブラジルの旅をしているときに出くわした霊を祓うことができました。私は陰陽師なので、祝詞を唱えましたが。


もちろん、霊的素養のない念仏が通用するのかどうかは定かではありません。我々の認識では念仏や祝詞は日本語ですし、キリスト教徒が唱える聖書は英語です。


ですが霊にとっては、それらは皆同じ言葉として受け取れているようなのです。心霊語とでもいうのでしょうか。そうした言葉に転換されるので、国籍を超えるようです.


我々も霊になれば万国共通語のようなものを使って、様々な国の人達と意思疎通ができるのかもしれませんね」


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Q.海外の霊と日本の霊で違いはある?

「あります。霊とはいえ、元は日本人であったり、海外の人だったわけですから、お国柄が霊に現れます。霊であっても、生前の人格によって変化するわけです。


ブラジルの霊は、とても陽気です。寝ていると、私の上で複数の霊たちがサンバを踊っていました。はっきり言って、めちゃくちゃ賑やかです。寝ていられませんでした。


日本の霊がそこまで陽気であることは少ないですね」


いたずらに念仏を唱えれば、逆に霊が寄ってきてしまう話もある。どうしても耐え切れないほどの心霊現象に襲われないかぎりは、やり過ごすことが一番の対処法なのだろう。

海外旅行に行く際に、いざという時のため、般若心経を覚えておくのはアリかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

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