阿波踊りの街高円寺で「粟お鶏(あわおどり)カレー」を実食

2016/07/26 06:30

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まもなく8月、阿波踊りの季節である。四国の阿波踊りはいうまでもなく、東京の高円寺でも8月27日28日には阿波踊りが開催される。

高円寺には、庚申通り商店街に「カレーハウス コロンボ」がある。ここの名物メニューが「粟お鶏カレー」だ。

阿波踊りの季節に「あわおどり」の名を冠するカレーを食べてみるのは乙なもの。しらべぇ調査班は取材にむかった。


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■上品さ溢れる「コロンボ」女主人・猪俣さんに聞いてみた

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元は埼玉県人である、店長の猪俣さん。コロンボを切り盛りして今年で21年目になる。店内にはラクダの皮膜を使ったランプなど変わった照明が置かれている雰囲気あるカレーハウスだ。

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「粟お鶏カレー」は、埼玉から来た店主が高円寺に感謝を込める意味合いで開発したメニューである。

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ハンバーグマサラカレーと並んで、ダントツの人気メニューだ。店長に粟お鶏カレーについて聞いてみた。

「私、高円寺の阿波踊りが大好きなんです。人が一杯来るから一番の繁忙期になっちゃいますが。お祭りって血が湧く感じがしませんか。私は楽しくなっちゃいます。


粟お鶏カレーは910円。端数の10円は高円寺あわ踊り振興協会に寄付してるんです。高円寺の皆さんのおかげでお店が繁盛しているので、貢献したかったんですよ。


20年もやっていると、常連だったカップルのお客さんが結婚して高円寺から引っ越すから最後に食べておきたかったって来てくれることもありました。これからもそういう嬉しい言葉をいっていただけるように、頑張ります」


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■実食! 粟お鶏カレー!!

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粟お鶏カレー(910円)は二種類のルーを楽しめる。向かって手前は骨付きマイルドチキンカレーで、奥はピリ辛な味わいの鶏ひき肉ピリカレーだ。ふたつに挟まれるように十五穀米がたっぷり盛りつけられている。

味のバリエーションもボリュームも大満足の一品であり、骨付きチキンはスプーンで肉が簡単にほぐれて、カレーが染み込んでいる。楕円のお皿は阿波踊りの際にかぶる編笠をイメージしたとのこと。

店長に粟お鶏カレーのこだわりについて聞いてみた。

「元々、あわおどりの語呂に合わせたカレーを作りたくって考えていたんです。でも、粟だけにすると黄色になってしまって、見栄えが良くないなって悩んでいたんですね。


ですが、十五穀米には粟が入っているよと業者のかたに教えていただいて、このカレーに辿り着きました。


鶏要素をより強く出そうと、2種類のチキンを入れてみました。マイルドチキンカレーは一晩寝かせています。だから鶏肉がとっても柔らかく仕上がっているんです。


マサラのほうは辛くなり過ぎないように玉ねぎを多めに調整していますよ」



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■コーラを頼むと100周年デザインのボトルをお持ち帰りできる

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コロンボでは、インドカリー屋ならではの定番のチャイやラッシーもあるのだが、コカコーラもある。ここでコーラを注文すると、かわいいデザインボトルをおみやげにしてもらうことができるのだ。

カレーが好きで高円寺に来る機会があれば、ぜひとも訪れてみよう。

【カレーハウス コロンボ】
住所:東京都杉並区高円寺北2-41-15
営業時間:11:30~23:30(木曜定休(最終週を除く))

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

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