日本にも誕生?囚人気分を味わえる世界の「監獄ホテル」3選

2016/08/03 20:00

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※画像はwikipediaのスクリーンショット

1908年(明治41年)に建築された日本で現存する最古の刑務所が、「ホテル」に生まれ変わるのではと話題を呼んでいる。

奈良市にある奈良刑務所は、レンガ造りの重厚な造りで「明治5大監獄」のひとつだ。世界的には元刑務所をホテルにしたケースは複数存在し、人気を博しているという。

そこでしらべぇ編集部では、世界ではどのような「監獄ホテル」があるのか調査してみた。



 

①スイスの監獄ホテル『ジェイルホテル』


1862年に建築されたスイスの『ジェイルホテル』は、1998年秋までルツェルン中央刑務所だった。スイス初の刑務所ホテルで、囚人気分を味わえると評価されている。  


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②ドイツの監獄ホテル『アルカトラツホテル』

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※画像は『Booking.com』のスクリーンショット

1867年に建てられドイツ初の刑務所を改装した『アルカトラツ ホテル アム ヤパーニッシェン ガルテン』。朝食を刑務所の小さな窓から提供してくれるサービスもあるらしい。

どちらのホテルも今時のホテル風にモダンに改装されているので、良くも悪くも刑務所らしさは薄くなっている。  


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③ラトビアの監獄ホテル『カロスタ・プリズン・ホテル』

他の監獄ホテルと違い、宿泊者が実際に囚人として扱われる『カロスタ・プリズン・ホテル』。ナチスとソビエトの軍事刑務所として使用されていて、過去に何百人もの囚人が殺されたと言われている。

宿泊の際には、実際の囚人と同じように扱われることを了承する同意書にサインをしなくてはならないという本格的。テレビ番組で取り上げられるくらい心霊スポットとしても有名で、何から何まで怖いホテルだ。


奈良刑務所は犯罪傾向が進んでおらず年齢が若いなど、更生の見込みが高いと考える人たちが収容されていたので、幽霊の心配はなさそうだ。

また建築物は、日本の近代化の一側面を示す遺構として貴重であるとされ、重要文化財指定と保存を求める団体も発足している。建築物があまりに優雅なので、今後どのような施設に生まれ変わるのか期待が膨らむ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ニートgoma

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