「童貞を殺す服」なぜ童貞が反応？カウンセラー分析で男性本能が丸裸

2016/08/07 06:30

そこでは編集部の想定を超える熱量があった。しかし、なにがそこまで童貞の心を惹きつけるのだろうか。しらべぇ編集部では、心理カウンセラー園絵氏に『童貞の心理』の分析を依頼した。

■キーワードは服と童貞の『類似性の法則』

心理カウンセラー園絵「童貞を殺す服の特徴のひとつに清純さがあります。いってしまえば、処女性を感じさせます。

心理学には『類似性の法則』という用語があります。人間はお互いに似ている部分があれば、好感を抱きます。性格や見た目、経験レベルなどが似たような人に対して好感を抱く心理があります。

つまり童貞を殺す服が持つ処女性は、童貞の方が自身を童貞だと気にしていれば気にしているほど、その心に訴えかけるのです。童貞を殺す服はクラシックでシンプルな色使いをしています。童貞の方もシンプルな服装の印象があります。共通要素があると、類似性の法則が働きます。

逆に露出のはげしい服装や原色が強い服装の女性とは自分と不釣り合いに感じてしまうでしょう」

心理カウンセラー園絵「男性は、腰がキュッとくびれて胸が強調されているファッションに女性らしさを感じる傾向があります。まさに服がその条件を満たしていますね。上下のバランスが3：7なのも高い効果が見込まれます。

また、スカートに注目してみてください。ヒップの部分がふわっと膨らんでますよね。これは安産型を思い起こさせて、心理的に狩りの本能を芽生えさせます。さらに、ふわふわなので揺れます。この揺れるという動きは、狩りの本能をさらに刺激します。

類似性の法則と、女性らしさ、そして狩りの本能により、童貞の方の心を強く掴んで離さないように思います」

童貞を殺す服は、心理学的にも童貞の心を奪う強い力があった。デザインは心理をつかむために狙ったものではないだろう。しかし、いくつもの要素が重なった結果、『童貞の殺し方』は確立されていったようだ。

（取材・文／しらべぇ編集部・モトタキ　取材協力：心理カウンセラー園絵）