急に肩を抱くな!コスプレイヤーに聞くカメラマンの迷惑行動3選
東京ビッグサイトで2016年8月12日から3日間、コミックマーケット(コミケ)が開催されている。オタクの祭典と呼ばれるコミケでは、さまざまな表現活動がされている。そのなかでも、一般人にも気になるのがコスプレではないだろうか。
しかし、コスプレイヤーが本気で迷惑に感じる撮影者が増えているという。しらべぇ取材班は20代の女性コスプレイヤーに、迷惑だったカメラマンの行動について詳しく話を聞いた。
①おさわりは基本厳禁
女性コスプレイヤー「基本的にレイヤーは、その衣装やメイクでキャラクターを再現しています。なので、ポージングしているところを撮影してもらうのは楽しいです。中には、いっしょに撮りたいと願われることもあります。それ自体は別に嫌ではありません。ただ、何も聞かずに腰に手を回してくる人や肩を抱いてくる人がいます。
基本的に、おさわりは迷惑です。というか、怖いです。そういうことをされるのが嫌で、コスプレをやめてしまった人もいます。たしかに露出の多いコスプレをしている人も中にはいます。注目されたいだけの人もいれば、たまたま好きだったキャラクターがそのような姿だったということもあります。
レイヤーにどうしても触れたいのであれば、ちゃんと聞いてからお願いしたいです。こちらにも拒否する権利はありますから」
関連記事:【PR】【手荒れのプロ】寿司職人と花屋が絶賛したハンドクリーム『ヤクハン』がスゴい
②ナンパ目当てはやめて
女性コスプレイヤー「とくにコスプレに興味はないけども、コスプレイヤーを口説こうという人もいます。しつこく連絡先を聞いてくる人ももちろんいます。
レイヤーは日々食事制限をして、かわいく格好良くなろうとしている人も多いので、モテそうな容姿をしている人もいます。だから、お近づきになりたい気持ちはわかります。でも、レイヤーは基本的にオタクです。はっきりいって、異性が苦手な人も大勢います。ナンパをどう断ればいいかわからず、あとで泣いている子もいます。
そんな子から連絡先を聞き出しても、うまくいくなんて思わないでほしいです。あとレイヤーは横のつながりが強く、そういう迷惑行為をされると警戒して注意喚起の情報共有をします。レイヤーの敵になる覚悟はしてください。しつこいナンパは、やめてほしいです」
関連記事:寅さんコスプレも大集合?葛飾柴又で開催中の『寅さんサミット』を直撃
③コスプレイヤーはフリー素材ではない
女性コスプレイヤー「撮影をする際に、撮ってもいいかどうかを確認するのはマナーです。でも、勘違いしてほしくないのは、撮影をしたからといって、その写真はフリー素材になるというわけではありません。
ツイッターなどネットに投稿したい際には、ちゃんとその旨を確認してほしいです。人によっては撮影されてもいいのだけれども、ネットに投稿してほしくないという人も大勢います。みんながみんな、有名レイヤーをめざしているわけではないんです。
最悪なケースとしては、撮影した写真の加工前と加工後をならべて、こんな風にキレイになりますみたいな投稿をされたことがある友人レイヤーがいました。そんなこと嬉しいわけがありません。迷惑です」
大きなコスプレイベントが開催されると、セクハラをされたという報告や、下着を狙うローアングラーがいたという報告がツイッター上で見かける。しかし、撮影者の迷惑行動はそれだけにとどまっていなかったようだ。
今後コスプレ撮影をしてみたいと考える人は、最低限のマナーを守るようにしよう。勘違い行動をするとすぐに炎上してしまう。みんなが笑顔になるようにしたいものだ。
・あわせて読みたい→コスプレイヤーが教える、美しい自撮りの撮り方・写真の撮られ方ポイント3つ
(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)