社会人「仮病」の実態 よく使うのは意外にもこんな人

2016/09/04 12:00

twinsterphoto/iStock/Thinkstock
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「仮病をよく使う人」は気が弱く本音を言えず、病気を理由に難しい局面などから逃避する人のイメージがある。しかし、仮病は「いじめられやすい人=弱者の手段」は本当だろうか。

仮病がバレにくい病状と注意点とは? 快適なサボり術をあなたにあるとおり、職業別でみると学生が多かった。

しかし「人々の目を欺いて、もっと巧妙に仮病を使っている人がいるのでは?」と、しらべぇ編集部ではさらに深く分析してみた。


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■中高年世代はウソが苦手

年代別に集計すると、全体で「仮病をよく使う」との回答は10.8%。20代男性は17.4%、20代女性は20.9%で、年代の上昇とともに回答率は減少。60代では男女ともに2~5%台になる。

授業をサボりたい学生が、仮病を使うのは想像できる。あるいは仕事をサボりたいバイトや、パート職員の人たちだろうか。

では「会社員」だけを見るとどうか? と集計したのが次のグラフ。

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やはり、若い会社員の方が「仮病を使う」人が多く、男性よりも女性の方がさらに多い。


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■お金もらっているのに…!

その仮病をよく使う男女20~30代の有職者について、年収別に見たのが次のグラフ。

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なんと年収500万円以上の人の方が、それ以下の年収の人より「仮病をよく使う」人が多い。お金が多ければ職場ではそれなりに責任のある地位のはずだが…。

そこで「年収が高い人は管理職系の仕事で、仮病で休みやすい」という仮説が成り立つ。時給や出来高制の仕事だと、自由に休めないという状況もあるはずだ。


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■「出世している」人がやはり…怪しい

年代別に出世の度合いで比較すると、出世している人の方が仮病を使っている

とくに20~30代の女性で出世している人は34.6%が仮病をよく使うとしており、出世していない人との開きは2倍以上

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さらに仮病を使う人の特徴として、ウソをつくのがうまかったり、学歴や「容姿」に自信があって自分はモテるとの回答が目立つ。

若いイケメン・美女で出世が早い人気者が病欠するときは、仮病の可能性が高いのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫

qzoo【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)

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