コーヒーをいれる「専用の水」 2リットルで千円は高い?安い?

2016/09/04 21:00

一般社団法人全日本コーヒー協会が2014年に行った調査によれば、日本人は1週間で平均11.13杯のコーヒーを飲んでいるそうだ。

美味しいコーヒーを作るためのこだわりとして、「豆」や「淹れ方」について語られることは多い。しかし、コーヒーを淹れる「水」について考えたことがあるだろうか。

コーヒーの98%は水だと言われているが、ほとんどの人は水道水で淹れていることだろう。

もし、最高に美味しいコーヒーを飲みたいのであれば、「コーヒーを淹れるためだけのために開発された専用の水」について知っておいてほしい。



 

■普通の水とどう違うのか?

 ※画像はAQUIEMのスクリーンショット

※画像はAQUIEMのスクリーンショット

ルイジアナ州の起業家グループが商品化した「アクイエム」は、パッケージからも連想できるように、美味しいコーヒーを淹れるための水だ。

誰もが気になるのは「普通の水と何が違うのか?」だろう。

このアイデアを最初に思いついたのは、地下水の浄化システムなどを手掛けるエンジニアのフランク・マネイル氏。

コーヒーの98%が水であると知った彼は、「水の中に含まれる物質がどのような働きをするか?」などを研究し、6年の歳月をかけてアクイエムを完成させた。

一般的に、水道水には亜鉛、鉛、フッ素、塩素、カルシウムなどが含まれていて、珈琲の味を濁らせてしまう。

アクイエムはこれらの化学物質を除去し、マグネシウムやカリウムなどのミネラル成分を適量加えることで、コーヒーの味と香りを一層引き立てるのが特徴だ。

「普通の水から淹れたコーヒー」と「アクイエムを使ったもの」を一般の方々に試飲してもらうと、誰もが違いを感じることができるほど、味の差は歴然だそうだ。


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■2リットル=1,018円は安い? 高い?

 ※画像はAQUIEMのスクリーンショット

※画像はAQUIEMのスクリーンショット

そして気になる価格だが、アクイエムは1リットルパックの2個セットが9.95ドル、日本円で換算すると2リットルが約1,018円で販売されている。

コンビニで売られているミネラルウォーターよりもかなり割高なので、普段、水道水からコーヒーを淹れている人には抵抗があるかもしれない。

しかし、常に美味しいコーヒーを追い求めている方なら、一度は試してみたくなる価格ではないだろうか。


現在のところ、アクイエムはルイジアナ州の食料品店やオフィシャルサイトで販売中。

残念ながらアメリカ国外への発送は行なっていないようだが、今後は流通を拡大していく予定があるそうなので、ぜひ日本のマーケットも視野に入れていただきたい。


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(文/しらべぇ編集部・狐月ロボ

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