教員の悲痛なツイートが話題「午後10時に保護者の電話で…」

2016/09/11 07:00

takasuu/iStock/Thinkstock
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「ブラック企業」なる言葉がすっかり定着した日本社会。

「名ばかり管理職」や「みなし残業」など、あらゆる手を使いサービス残業を横行させる企業が後を絶たない一方で、かつては安定・安泰の象徴だった公務員にも厳しい現実の波が押し寄せているようだ。

8日、中学校教諭を名乗るひとりのTwitterユーザーの投稿が大きな注目を集めた。



 

■「人間らしい生活を送る権利をください」

「私たち教員にも休む権利をください」から始まる痛切なツイートは、学校現場の過酷な状況を紹介している。

たしかに、1日16時間も職場にいることや、日が変わる2時間前である22時に顧客が電話をかけてくることは、一般企業でもあまり見ない光景だ。

教師は公務員であるとともに、ときに「聖職者」として高いプレッシャーをかけられるというのはよく言われることだが、現実は想像以上に大変そうである……。

このツイートには多くの賛同の声が寄せられている。


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■ブラック企業に勤めている自覚がある人の割合は

ちなみに、しらべぇではブラック企業に関して、過去に多くの調査を行なっている。

たとえば、「自分が勤めている企業・組織はブラックだと思う?」という調査において、「そう思う」と答えた人は全体の19.5%。

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年代別にみると、20代、40代に該当者が多いことがわかる。

子供たちへ適切な教育が行なわれるためには、教師たちの労働環境の整備は必須。

「子供に愛があればなんとかなる」「公務員なんだからそれで十分だろ」などと根性論で責めるのではなく、先を見据えた建設的な議論・改革が求められる。

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(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓

qzoo-200x94【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
 
対象:全国20~60代の男女1348名(有効回答数)

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