「紅葉狩り」の読み方と意味 勘違いしている人の割合は…

2016/09/29 20:00

紅葉狩り
©ぱくたそ

秋の醍醐味のひとつといえば、紅葉狩り(もみじがり)。一般的には山などに行き、紅葉を目で楽しむこという。

この「紅葉狩り」という言葉の意味を、「紅葉を取るもの」と勘違いしていた人もいるのではないだろうか?



 

■「紅葉狩り」の意味を履き違えていたのは20代男性が最多

しらべぇでは、全国20代〜60代の男女1,368名に対し「紅葉狩りの意味を履き違えていた」人の割合を調査してみた。すると、全体では7.5%の人が該当

意味を履き違えていることを認識せずに質問に回答している人がいる可能性も考えると、割合としてはもう少し増えるかもしれない。

また性年代別で比較したところ、20代男性が13.6%でもっとも多いと明らかに。

紅葉狩り

「狩り」という言葉を単純にとらえると、「クマやイノシシを狩る」という狩猟の意味に。20代男性の中には、紅葉狩りもそうした意味合いで捉えている人もいるのだろうか。

Twitterを覗いてみると、実際にはこんな声も…


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■なぜ「狩り」なのか

狩り」は本来、「鹿狩り」などという言葉があるように、動物や獣などを捕まえる意味で使われていた。

その後、野鳥や小動物、さらには「きのこ狩り」「ブドウ狩り」など、山に実る食べ物にも使うようになったそう。

それには、ふたつの理由が考えられている。

・狩猟をしない貴族の存在。狩猟はせずとも、わざわざ紅葉を観るために足場の悪い山へ向かい、貴重な時間や労力をかけて自然を愛でる贅沢=「狩り」に例えた。


・自然の草花を、実際手の平に乗せて鑑賞するようになったから。


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■紅葉姫という「鬼女」の存在

「紅葉狩り」の由来のもう一説に、戸隠山に住んでいた紅葉姫という鬼女を狩るという話があり、そこから紅葉狩りへと発展したという説も。

実際に、神楽で「紅葉姫」の話は表現されているのだそう。


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■実際に「狩る」もみじがあった!

紅葉狩りの意味を履き違えていた人に朗報だ。

実は、大阪箕面で「食べるもみじ」を販売しているのだ。それは「もみじの天ぷら」。本物のもみじの葉を揚げた甘いお菓子で、お土産にもなっているそう。


意味を履き違えていた人もそうでない人も、それぞれの「紅葉狩り」を楽しんでみてはいかがだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野

qzoo-200x94【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1,368名(有効回答数)

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