男らしさを演出!「牛のツノのジョッキ」でビールを飲め

2016/09/29 05:30

ツノのジョッキ1
※画像はKickstarterのスクリーンショット

ガラスと陶器は、人類の暮らしに深く関わっている。

だが、世界の誰しもがガラス製品を使えるようになったのはごく最近のこと。近代以前、ガラスを触ることができる人間といえば大富豪か権力者だけであった。透明のジョッキやワイングラスは「富の象徴」だったのだ。

言い換えれば、現代人は「ひ弱な金持ち」に成り下がったとも言える。

ここは今一度、屈強な先祖のライフスタイルに立ち返ろうではないか。


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■本物のツノで製作

クラウドファンディングサービス『Kickstarter』は、最先端テクノロジーを駆使した新製品が出資を募るサイトとして知られている。

その中に、ひときわ異様な商品があった。牛のツノで製作されたビールジョッキだ。

ツノのジョッキ2
※画像はKickstarterのスクリーンショット

『BJORN』というメーカーが提供するこの商品は、当然ながら本物のツノでできている。男心を奮い立たせるようなデザインで、500mlの容量が入るという。

値段はKickstarterから注文すれば、49カナダドル(約3,700円)。決して高額というわけでもない商品だが、じつのところKickstarterでの資金集めに難儀している。残り期限24日の時点で、ようやく目標額の50%に達しようかというところ。


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■日本に持ち込めるのか?

ツノのジョッキ3
※画像はKickstarterのスクリーンショット

ラインナップは豊富で、ショットグラスやタンブラーなども用意されている。もちろん、これらも牛のツノから作られたもの。日本への発送も可能だ。

だがよく考えてみれば、牛のツノは動物検疫の検査を通過しなければならないのではないだろうか。

我が国日本は島嶼国家であるが故、動物の肉や骨などの輸入には常に厳しい目を光らせている。ひとたび外来の家畜伝染病が国内で発生すれば、取り返しのつかない事態になってしまうからだ。

しらべぇ編集部ではこのことについて調べてみた。するとカナダからの牛のツノの輸入は、現地政府発行の検査証明書が求められるという。また、輸入禁止農産物の項目は変化しやすいので、日本から発注のたびに税関へ問い合わせなければならない。

それらを考慮すると、残念ながらこの商品は目標額を達成できないのでは…という気も。

だが魅力的な商品であることには変わりなく、残り1ヶ月弱でどうにか目標額を達成してほしいと願うばかりだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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