Tシャツからぶっ飛んでる!音楽プロデューサーの映画がヤバい

2016/10/06 10:00

ここのところ、『シン・ゴジラ』や『君の名は。』など邦楽映画が盛り上がっている。

そんな中、9月に70~80年代の音楽シーンやアーティストにフォーカスしたドキュメンタリーが3本公開されており、70~80年代カルチャーが静かな盛り上がりを見せているのをご存じだろうか?

一つ目は、9月に公開された、音楽史上最高の女性スターと称される伝説のシンガー、ジャニス・ジョプリンの素顔を追いかけた『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』。

二つ目は、9月17日に公開された1970年代後半のロンドンパンクを牽引したバンド ダムドの初となるドキュメンタリー『地獄に堕ちた野郎ども』。

そして、9月24日に公開された伝説の音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの破天荒すぎる半生を描いた『スーパーメンチ 時代をプロデュースした男!』。


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■シェップ・ゴードンって何者?

スーパーメンチ
この3本のなかでも特に強烈なインパクトを放っているがスーパーメンチだ。

映画の主人公 シェップ・ゴードンは、アリス・クーパー、ピンクフロイド、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラスたちをスターに育て上げプロデューター。

育てたアーティストが売り上げた総アルバム枚数は1億枚を超える。ほかにも、カリスマシェフ(セレブシェフ)を誕生させるなど、天才的なマネジメント手腕を発揮した影の立役者だ。

また、この映画にはジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、アリス・クーパーなど有名なミュージシャンをはじめ、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーなどのハリウッドスター、さらにはダライ・ラマまでが彼の友人・知人・関係者として登場する。


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■破天荒っぷりがヤバい

スーパーメンチ
まずはこの写真をみてほしい。Tシャツに書かれている文字は、

「NO HEAD NO BACKSTAGE PASS」


アソコをなめないとバックステージには入れいないぞ、といった感じの意味だ。これだけでも破天荒っぽさが伝わると思う。

そもそも、シェップ・ゴードンが、音楽業界に入るキッカケになったところからぶっ飛んでいる。たまたま泊まったロサンゼルスのホテルでの出来事・・・

女性が襲われていると思い、助けたら「合意の上のプレイだ」と女性に殴られ、次の日にその女性に声をかけられたらその女性がジャニス・ジョプリンで、一緒にいたジミ・ヘンドリックスから、「おまえ、ユダヤ人か?ならピンクフロイドのマネージャーになれ」といった感じだ。

スーパーメンチでは、そんな彼が天才的で破天荒なプロデューサーになっていく様子をドキュメンタリー形式で追っていく。

仕掛けた数々のプロモーションは、どれも今の日本では考えられないぶっ飛んだロックなものばかりなのでぜひ見てみて欲しい。

ちなみに、映画にはあのダライ・ラマも登場する。

スーパーメンチ

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(取材・文/しらべぇ編集部・砂流恵介

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