絵本を作ったキングコング西野に絵描きの卵「ドキドキしない」

実際に人を動かす力があることはたしかなようだ。

2016/10/24 06:30

西野亮廣

10月20日にテレビ朝日系『アメトーーク』で、芸人・東野幸治(49)が持ち込んだ企画「スゴイんだぞ! 西野さん」が放送された。

キングコング西野亮廣(36)の著書『魔法のコンパス』の最後に書かれている「ドキドキしてる?」をキーワードに、西野を徹底的にイジる内容だった。

芸人だけに留まらず絵本作家としても評価され、カリスマとして活動していることをアピールした西野。だが絵描きの卵からみて、彼は尊敬に値する人物なのだろうか。

しらべぇ取材班は、デザインフェスタの出展など現在イラストレーターの卵として活動中の20代男性に話を聞いた。



 

■そもそも西野さんに興味ある?

20代男性「あまり興味ないです。ちょっと売れている人だなって印象で、結局なにをしている人かよくわかりません。


西野さんの提供するイラストは、とにかく描写が細かくきれい。繊細なタッチで時間をかけて描かれています。表情も豊かで、世界観を大事にしていて、見ていると楽しい気分になります。


でもネタで自分の絵を破いたりするのは、ちょっとどうかと思います。ああいう炎上的な行動は好きでも嫌いでもなく無の感情しか抱きません」


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■西野さんにカリスマを感じる?

20代男性「カリスマなのかはわかりません。お笑いができて、絵コンテができて、素直にマルチな才能を尊敬はします。


ですが作家として影響されることはないと思います。幻想的な世界観は参考にするかもしれません。


私のあこがれるイラストレーターはたかみちさんや中央東口さん、田中寛崇さんといろいろいます。ゲームやマンガの表紙を担当するかたに心惹かれるので、そこに西野さんが挙がることはありません」


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■番組を見てどう思った?

20代男性「純粋に面白いと感じました。いじりに負けず、ガンガン前に進んでいく姿は感心しました。ドキドキはしませんでしたが。今の勢いのまま、がんばってディズニーランドを倒してほしいと思います。


ただタモリさんに『絵を描け』といわれて絵をはじめたってエピソードは、あの人には自分の意志がないのかなと感じました。影響を受けすぎているといいますか。


あと、ゴーストライターの件にはなぜ触れなかったのでしょうか。業界の闇を感じました」


番組では、ハロウィン時に発生する渋谷のゴミを集めて作品を生み出そうとした西野の企画を潰すために、アンチ西野たちが渋谷をすみずみまでキレイに掃除したエピソードを紹介していた。

実際に人を動かす力があることはたしかなようだ。


(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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