生誕80周年!『ゴルゴ13』に並ぶさいとう・たかを先生の名作漫画3選

2016/11/03 06:30

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11月3日は、『ゴルゴ13』の作者として有名な、さいとう・たかを氏の80歳の誕生日であり、日本漫画家協会と出版社5社の定めた「まんがの日」である。

1955年にデビューし、漫画家としては61年目。一般的には『ゴルゴ13』の印象が大きいかもしれない。

もちろん、さいとう氏が執筆したマンガはほかにもたくさんある。『ゴルゴ13』以外にぜひ読んでおきたい作品を紹介しよう。


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①鬼平犯科帳

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文豪・池波正太郎氏の遺した『鬼平犯科帳』を原作としたマンガが1993年から今も連載中だ。

『鬼平犯科帳』は2017年1月からアニメ化も決定しており、キャラクターデザインを比較するため、さいとう版鬼平も例としてあげられた。

マンガ版は基本的に原作に忠実で、アレンジが加えられているストーリーやキャラ設定もあり、やや軽めに読める。『ゴルゴ13』の印象が強い人には、『鬼平犯科帳』はとっつきやすいかもしれない。

チャンバラの迫力はもちろん、居酒屋で酒を呑む場面も多く、飯テロ的なおいしそうな描写は腹をすかせてくれる。

現在単行本は90巻。ベストセレクション版でも充分にたのしむことができる。


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②雲盗り暫平

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さいとう氏のマンガは、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』などの池波原作タイトルだけではない。『雲盗り暫平』(くもとりざんぺい)の暫平は、元は幕府の隠密、つまり忍者だ。

彼は徳川吉宗の命を救ったことで抜け忍となることを許され、泥棒として活躍するダークヒーローもの。一言でいえば、江戸を舞台にしたルパン三世のような作品だ。女好きなので、色っぽい話も多い。

盗む対象も物品だけでなく、離島から罪人を連れ出すような依頼を受けたり、妖術使いと対戦したりすることも。特殊メイクや機転でピンチをくぐり抜ける展開がおもしろい。


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③サバイバル

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現代物もある。とはいえ、1976~78年に連載されたものなので、すこしレトロな印象を受けるかもしれない。

『サバイバル』は世界的に発生した大地震によって崩壊した日本を舞台に、13歳の少年が生き別れた家族と出会うために旅を続ける物語だ。

無人島生活、廃墟と化した都会での生活、富士の樹海を超え、崩壊した街で新たなるコミュニティを築いている人たちとの出会いも描かれる。アナザーストーリーとして、ディストピアを描いたものもある。

何より明日から使えそうなサバイバルテクニックがふんだんに盛り込まれている。

例えば「キノコは色合いが激しいものが毒、縦によく裂けるものが食べられる」との俗説がある。

しかし、「色が激しい毒キノコはベニテングタケぐらいであり、縦に裂けない毒キノコはニセクロタケぐらい」のような豆知識や、『地震のときは便所に逃げ込め』などの格言もある。

極限状態で生まれる愛や友情、人間心理が見どころだ。


バースデーとまんがの日と文化の日を祝いながら、これを機にさいとう・たかを作品を読んでみてはいかがだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

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