有給をくれる会社を父親に例えると「◯◯をくれる」?愕然とする人続出

2016/11/15 16:30

(jyapa/iStock/Thinkstock)
(jyapa/iStock/Thinkstock)

残業代も出ないし、有給も取得できない。労働者を不適切に搾取する企業を「ブラック」と形容して久しい。

そんなニュースがあまりに多いせいか、「当たり前の待遇」を企業がくれただけで、労働者は驚き、戸惑い、喜んでしまう……

そんな風潮を例えたツイートが、大きく拡散されている。



 

■会社が社員に有給を与えることは、父が子供にご飯を与えるのと似ている?

ツイッターユーザーの砂鉄さん(‏@fepfeil)が投稿した以下のツイート。「残業がなく、有給も取得できる」会社のことを、父親にたとえて表現している秀逸なツイートだ。

たしかに、父親であればほとんどの人が子供を殴らず、食事もきちんと与えることだろう。

というより、それは親としての最低限の義務であり、遂行したとして褒められるようなものでもない。なのに、会社の話になると、それが出来ていない……。

「当たり前のことをしてもらっているだけなのに、感謝してしまう状況」を皮肉ったこの投稿に、ネット民も共感。15日13時現在で14,000以上のリツイートがされている。


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■有給休暇取得率は低い

フルタイムで働く社員が全労働日の8割以上出勤した場合、継続勤務6ヶ月で最低10日の有給休暇を付与されることになっている。

しかし、その半分の5日間でさえ、全世代ともに半数以上、消化できていない実情があるようだ。

有給休暇

しらべぇが今年2月に行なった調査では、「昨年、有給休暇を5日以上取得した?」の問いに対し、「取得済み」と答えた人は全体の33.3%のみ。

40代女性を除く、すべての年代で4割未満の取得率にとどまっている。

手酷い仕打ちを受けすぎたせいで、「いい企業」のハードルがあまりに低くなっている現代人。

忘れてしまった「当たり前」を取り戻せるような企業との出会いが、多くの人に訪れれば良いのだが。

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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 
調査期間:2016年2月19日~2015年2月22日
 
対象:全国20~60代の会社員の男女585名(有効回答数)

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