イケてるビジネスマンは花を生ける?「華道男子」の実態とは

2016/11/21 18:30

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仕事や自宅以外の居場所を見つけるという意味でも、習い事はひとつの選択肢だ。女性であれば、ヨガや料理、ピアノといったものに人気がある。

その一方で、男性が何かを習いたいと思っても、女性比率が高めだったり、中には「女性限定」と掲げている教室もあったりと、探すだけでも一苦労といったケースも多い。

そんな中、元々女性の習い事というイメージが強い華道でも、「いけばな男子クラス」もあることで会員数の内の40%が男性という流派「いけばな雪舟流」がある。

通常は堅苦しい形を覚えなければならない華道だが、いけばな雪舟流は個性を大切にする。

基本はあるものの、それ以外はそのときの空間やその人自身、花の個性といった、美しいと思ったシーンをいかに取り入れるかが問われるものだ。

東急東横線学芸大学駅前を本部に、銀座や阿佐ヶ谷、目黒、秋葉原などと仕事帰りにも通いやすい場所にあるという。

どうして、「いけばな雪舟流」では華道男子が増えているのだろうか。しらべぇ取材班では、現男性会員3名に話を聞くことができた。



 

■呑みながら花を生けたことをきっかけに

「私は、元々生け花に興味がありましたが、三大流派(草月流、小原流、池坊)以外の所を探していました。ただ、どこに行っても敷居が高く、入る前に構えてしまうこともしばしばで悩んでいました。


そんな中で出会ったのが、華道夜会という次期家元が主催しているお酒とお花をたしなむ会です。お酒を呑みながら、お花を生けるというもので、とても楽しい夜を過ごしたことをきっかけに入会しました。男性も多くて、馴染みやすかったです」(30代・男性)


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■教室帰りに呑みに行ける仲間も

「華道というと、どうしても年配の女性が多く、男性では入りにくい雰囲気があります。ここでは、細かい作法から入るのではなく、自由に生けるというところが私に合っていました。また、老若男女問わず、先生も生徒も気さくな人ばかりで、帰りに呑みに行ったりということもあります。


習い始めてからは、野山や花屋の花に目がいくようになったり、仕事では知り合えない人と出会ったりといいことばかりです。」(40代・男性)


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■日本文化の習い事にも関わらず、23時まで受けられる!

「私は仕事がとてもハードなのですが、ふっと他のこともしたいな…なんて思うことがありました。そこで色々と調べて行ったところ、いけばな男子クラスというものを発見し、早速トライしてみました。稽古日も日によっては23時まで行ってますので、通いやすいのも魅力でした。


また、仕事では決まった人との会話が多いですが、習い始めたことで、異業種の友人が増えたことも大きな成果です」(40代・男性)


一般的にも敷居が高い「華道」だが、いけばな雪舟流の男性会員は、華道をきっかけに、花の知識だけではなく、人脈形成や楽しい時間を得たことで、仕事面でも成果を出しているようだ。

仲間を増やしたい、外国人とのビジネスで日本文化を語る機会がある――といった人には、男性×華道という意外な組み合わせに目を向けることも、一流ビジネスマンになる秘訣になりそうだ。

【いけばな雪舟流】
住所:〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-5-4 雪舟ビル
電話番号:03-6326-3985

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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季 取材協力/いけばな雪舟流)

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