「名前ランキング」上位の名づけが読みにくすぎ 将来が心配になるレベル

2016/11/30 11:30

赤ちゃん
(ziggy_mars/iStock/Thinkstock)

明治安田生命保険が毎年実施している、恒例の「名前ランキング」が28日、発表された。男の子は「大翔」、女の子は「葵」が1位で、いずれも2年連続だが、ちょっと気になることがある。

「大翔」は、何と読むのだろうか? また、「葵」の読みは、「アオイ」だけでなく「メイ」とも発表されている。

漢和辞典をひくと、「葵」という漢字の訓読みは「アオイ」で、音読みは「キ」。人名の場合は「アオ」「マモル」と読ませる場合もあるが、「メイ」は見当たらない。

明治安田生命の発表によれば、「葵」という漢字で61人が「アオイ」、1人が「メイ」だったようだ。ランキング上位とはいえ、かなりの難読名と言っていいだろう。



 

■人気の名前は「誤解」の宝庫?

そこで、この名前ランキングのベスト10から、「同じ漢字で別の読ませ方をする数」を調べてみたところ…

名前ランキング

男の子で1位の「大翔くん」は、じつに8通りの読み方が、女の子で9位の「結愛」ちゃんも同じく8つの違う名前に漢字があてられている。

・大翔:ヒロト/ヤマト/ハルト/マサト/タイガ/ツバサ/タイシ/ダイト

・結愛:ユア/ユイナ/ユメ/ユウア/メイア/ユウカ/ユナ/ユノ


男の子4位の「陽翔くん」も「ハルト/ヒナト/ヒュウガ/アキト/ヒロト」と、5通りの読み。

人気上位、つまりよく出会う名前なのにこれだけのバリエーションがあると、将来、学校の先生や就活の面接などで、相手が困ってしまう可能性も低くない。


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■珍名に法規制を求める声も

しらべぇ編集部の調査では、およそ4割の人が「『水』と書いて『あくわ』と読ませるような難読な名づけは法規制すべき」と考えていることが判明している。

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名前は、物や人を特定するためのもの。読めない、もしくは読み方を迷ってしまうような名前は、そもそもその役割を果たしていないようにも思われるが、読者はどう考えられるだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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