いくらなんでも獲りすぎ?巨人の史上初「FA選手3人補強」に物議

スポーツ

2016/12/19 19:00

(画像は読売巨人軍公式サイトのスクリーンショット)
(画像は読売巨人軍公式サイトのスクリーンショット)

19日、巨人が北海道日本ハムファイターズからFA宣言していた陽岱鋼の獲得を発表。4年10億超えという大型契約で、恋人のゲットに成功した。

陽は当初ハム残留を希望していたものの、戦力構想に入っていないことを感じたとして移籍を決断。オリックス、楽天との争奪戦となったが、最終的に巨人がマネーゲームを制した形だ。



 

■史上初のFA選手3人獲得

2年連続で優勝を逃した巨人は今オフ大補強を敢行。すでにFAした横浜DeNAベイスターズの山口俊と福岡ソフトバンクホークスの森福允彦を獲得しており、陽で3人目となる。

1シーズンに3人のFA選手を獲得するのは史上初だ。まさに「なりふりかまわない」補強。年俸のほうも大盤振る舞いで、山口は3年7億円、森福も2年4億円(いずれも推定)と、実力にみあっているか疑問の声もでるほどの破格の契約だ。

さらに2013年の楽天日本一に貢献したケーシー・マギー、2012年のMVP左腕吉川光夫、MAX164キロというアルキメデス・カミネロを獲得。その費用は総額30億円と噂される。

金の力に任せた「やりたい放題」の乱獲にもみえ、呆れるファンも。


関連記事:FA制度はプロ野球をつまらなくしている?ファンの意見は…

 

■FA移籍には批判もあるが…

1993年オフにFA制度が導入されて以降、巨人は落合博満、広澤克実、清原和博、小笠原道大、杉内俊哉ら他球団の主力選手を次々と獲得。そのたびに他球団のファンから「強奪だ」と批判があがる。

今オフも山口俊についてはDeNAファンや球団から熱い引き止めがあったにもかかわらず、新井貴浩らと同じように記者会見で涙を流しFA宣言。一部から「ファンを無視している」という声があがっている。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代から60代の男女466人にFA制度についての意識調査を実施したところ、「プロ野球をつまらなくしている」と感じている人は2割。

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ファンはFA制度についてため息をつきながらも、「仕方がない」と受け入れているよう。ベイスターズファンも、現在そのような心境かもしれない。


■野球ファンに聞いてみた

巨人の大補強について野球ファンに聞いてみた。

「ここ数年の巨人は顔ぶれがほとんど変わらないクリーンナップ頼りでマンネリ化していたので、個人的にはアリだと思っています。


FA補強をすると若手の芽を摘むことになるという声をよく聞きますが、ここ数年はチャンスを与えていたはずです。それを活かせなかっただけ。


チーム強化のためには、FA補強も有効な手段。若い選手には陽や山口俊、森福からポジションを争ってもらうしかないですね」(30代・巨人ファン男性)


「私は元巨人ファンで、斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己の三本柱など自前で育てた選手が活躍するジャイアンツが好きでした。


ですが長嶋監督になって落合、清原、広沢、川口とFA制度で選手を乱獲するようになってから応援する気がなくなりましたね。


原監督になってから若手育成路線になるのかと思ったのですが、それでも小笠原、村田、杉内など主力はFAと他球団出身の外国人ばかり。うんざりしてプロ野球のへの興味が失せた。


『育成の巨人』といいながら大田泰示のような才能あふれる若手を育てられず放出し、有力選手を金でとってくる。相変わらずなあと思います」(40代・元巨人ファン男性)


様々な声がある今回の大型補強。批判を黙らせるためには、それ相応の結果が求められる。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の野球ファン466名(有効回答数)