クリスマス間近の上海KFC 日本のチキン祭りよそに「おかゆ」の日常続く

2016/12/22 11:00

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なにかと不案内な事柄が多くなる外国でも、中国は漢字の国。しゃべれなくても読むだけでよければ、メニューの中身もある程度は想像がつく。

ましてや多国籍展開を行っていおるファストフードのチェーン店となればなおさら。食事面ではとりわけ店選びで失敗したくないだけに、ほほえむ「カーネルおじさん」の看板は心強い。


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■「皮蛋痩肉粥」コンボとは

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上海のケンタッキーフライドチキン(以下、KFC)で注文したのは、おかゆ・白い飲み物・揚げ物がセットになっているコンボで価格は13元(約220円)。日本のファストフード店と同様で、提供は早い。おかゆは、さまざまな種類から選べる。ドリンク併せ、熱々で提供している。

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おかゆの具材は、ハムやピータンなど。ごろごろと入っていて、高菜漬けのような食材が塩味で加わる。好き嫌いが分かれるとされる食べ物の一つ・ピータンは「全体がねっとりとした半熟卵」のような味わい。よくある鼻をつくような臭みは一切なかった。日本人の口にも合いそうだ。

添えられた揚げ物「油条」は、甘みのない棒状でドーナツのようなもの。塩気が少しある。発酵させた生地を揚げているようで、食感は軽めの揚げパンに近い。少しずつちぎっておかゆに入れてからふやけたところを食べる人が多かった。

ドリンクは、豆乳に砂糖を加えたもので、サラッとした味わい。甘みもほのかで豆特有の臭みがなく飲みやすい。


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■クリスマス臭はゼロ

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なおこの店は、6時から朝食メニューを提供。店内には日本とは異なり、クリスマスツリーはおろかデコレーションすらなかった。

もちろん、日本ではKFCのCMが盛んに流す竹内まりやの歌声も聞かれない。上海のKFCに限っては、早朝から「おかゆ」をすする日常が変わりなく続いているようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・上泉純

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