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三浦九段のスマホ不正問題は濡れ衣?第三者委員会が「証拠なし」の判断

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(画像は日本将棋連盟のスクリーンショット)

(画像は日本将棋連盟のスクリーンショット)

26日、日本将棋連盟が設置した三浦弘行九段のスマートフォン不正使用疑惑に関する第三者調査委員会が都内で記者会見を開き、「不正行為に及んだと認めるに足りる証拠はない」と発表した。

 

■疑惑とされた事項を検証するも証拠能力なし

一連の不正疑惑では、三浦九段が対局中に不自然な離席を繰り返していたこと、そして戻ったあとの着手がソフトと高い確率で一致していることなどが疑惑の根拠とされた。

しかし、離席については将棋のルールで認められているため珍しくないことや、不正の根拠の1つとされた夕食休憩後30分の離席は確認できなかったことが判明。

さらにソフト一致率については対局によってばらつきがあったほか、三浦九段が提出したスマートフォンやパソコンからも不正行為の痕跡はなし。

このため調査委員会はそのいずれも証拠能力はないと判断。「三浦九段が対局中にスマートフォン内の将棋ソフトで検討し着手した」ことを立証する証拠はなくなったため、一連の疑惑は「濡れ衣」である可能性が高まった。

信じていたファンからは、安堵の声が。

 

■連盟の対応は「やむをえず」

こうなると竜王戦の挑戦者に決まっていた三浦九段に対し、確固たる証拠なく出場停止処分とした日本将棋連盟の対応についての正当性が問われることになる。

第三者委員会は今回の対応について、竜王戦の開幕を数日後に控えている状況だったことや、疑惑のなかで七番勝負に出れば大きな混乱が生じることが予想されたため、「やむをえない判断だった」と発表、妥当であるとした。

しかし、この判断には憤るファンも多いうえに棋士からも不満の声が出ており、今後議論を呼ぶことになりそうだ。

 

■将棋ファンに聞いてみた

将棋ファンのSさんに話を聞いてみた。

「証拠がないという結論が出た以上、連盟は三浦九段の名誉回復と対局料の保障をすべきだと思います。すでにA級順位戦では不戦敗が2つついていて、降級が濃厚。これについては、対局の場を設けるべき。

 

また、今回の件では渡辺竜王が竜王戦の前に三浦九段の不正疑惑を指摘、連盟に対応を求めたと聞いています。ここまで大きな話になってしまった以上、『ああそうですか、よかったですね』では渡辺竜王もすまされないかと」

 

第三者委員会の調査結果発表を受け、日本将棋連盟と三浦弘行九段は、それぞれ明日記者会見を開く予定。何を語るのかが注目される。

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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