箱根駅伝であわや「死亡事故」の事件が発生していた…警察の不手際に批判

2017/01/04 17:00

(画像は箱根駅伝オフィシャルサイトのスクリーンショット)
(画像は箱根駅伝オフィシャルサイトのスクリーンショット)

2日から3日にかけて開催された第93回箱根駅伝。青山学院大学が3連覇と大学駅伝3冠を成し遂げたことが大きな話題となっている一方で、今注目を集めている動画がある。



 

■死亡事故寸前 警察の対応に疑問の声も

ツイッターユーザーのでめさん(‏@demesan)が投稿したこの動画。10区の沿道を埋め尽くす声援の中、神奈川大学のランナーが走っていく。

しかし、その前方にはなぜかなおも通り続ける車。ランナーが近づくと現場の警察官も「車止まってください!」と制止するが、それを振り切るかのように一台の車が突っ込む。

結果的にランナーは勢いをそがれ、急停止した形になった。

箱根駅伝という舞台で、まさかこんな一幕があったとは……。車の勢いを考慮すると、最悪の場合死亡事故につながっていてもおかしくなさそうだ。

この投稿には強行突破したドライバーへの批判はもちろん、警察の不手際を指摘する声も多数寄せられている。


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 ■駅伝に興味のない人は少なくないという事実

もっとも、「今の時代、都心で長時間にわたって通行止めを行うのは現実的に難しいのでは?」という声もツイッター上では散見された。

上記の動画の投稿には、駅伝好きな人々からは「全校が通過するまで完全に通行止めにすればいい」「それで文句を言う人はいないと思う」などの声も寄せられているようだが、駅伝に対してあまり快く思っていない人もいるのだ。

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しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1365名に調査を行なったところ、「駅伝の良さがわからない」と答えた人は全体の38.6%。とくに若い年代ほど興味関心を示さない人が多いことがわかっている。

「良さがわからない=協力しない」というわけではないものの、ドライバー目線で見ればどうしても不便に感じてしまうのかもしれない。


駅伝はどんな状況になるのかなかなか予想できるものではないだけに、ある程度現場の対応に任せるのは仕方のないことなのかもしれない。

しかし、このようなことがまた起きれば、もっと酷い結末になってしまう可能性もあるだろう。警察や大会運営陣には、再発防止策を講じてほしいものだ。

・合わせて読みたい⇒駅伝って何がいいの? 3人に1人は「良さがわからない」

(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤 参照:箱根駅伝公式サイト

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 
調査期間:2016年12
月16日~2016年12月19日 
対象:全国20~60代の男女1365名(有効回答数)

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