「咳がうるさい」と71歳が75歳を殺害 衝撃と老後の不安が広がる


(kazoka30/iStock/Thinkstock)

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滋賀県の介護施設で、相部屋に住む75歳の男性を殺害したとして71歳の男性が逮捕される事件が発生。

そのありえない動機に驚きの声が広がっている。

 

■動機は「咳がうるさかったから」

逮捕された男は5日午後3時半ごろ、被害者を車いすごと引き倒して、頭を何度も踏みつけた。凶行を受けた男性は脳出血を起こし、のちに死亡。

犯行の動機はなんだったのか。警察の取り調べに対し、犯人は被害男性の「咳こむ音がうるさかった」と供述しているという。

また、この男は犯行前に施設職員とトラブルを起こし、口論になっていたことが発覚。イライラした状態で咳をされ、凶行に及んだ模様だ。

今回の凶悪な事件について、ネット民からはありえない行動に憤るとともに、「相部屋」という劣悪にも思える環境を問題視する声が。推測だが、経済的な理由で相部屋を選択せざるをえない状況にあり、日頃からストレスがたまっていたのではないだろうか。

もちろん、だからといって殺人を犯していいというはずはなく、許しがたい行為である。

 

■自分の老後に不安を感じる人も

71歳が75歳を「咳がうるさい」というだけで殺害するという異常性、相部屋で生活していたという厳しい現実。この報を聞き、自分の老後について危機感をもつ人もでている。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代から60代の男女1,228名に自身の老後について調査したところ、「不安である」と答えたのは全体の約6割。

老後が不安性年代別グラフ

さらに性世代別に見ると、30代以上の女性は7割から8割が危機感を募らせていることがわかる。これはかなり高いな数字といえるだろう。

 

■老後に不安を感じている人に聞いてみた

老後に不安を感じているという男性Yさんに聞いてみた。

「自分は30代未婚で、多分結婚できないと思っているので、かなり不安を感じています。収入はそこそこですが、この時代大企業の社員でもパっとリストラされるので、正社員といえども安泰ではなく…。

 

金と家があればなんとか暮らしていけるのでしょうけど、認知症になったりしたら、結局それも無駄になってしまうような気がしていて。

 

最近はポックリ逝ったほうが幸せなのかな、と思うくらいです」

 

長生きとは本来幸せなこと。それが不幸に思えてしまうような社会は、異常な状況といえる。今回のような事件が起こらないよう、日本全体で対策を講じていく必要があるのではないだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,228名 (有効回答数)