「誠実な複数愛は存在するのか?」論争 高年収な人ほど…

2017/01/15 19:00

(Wavebreakmedia Ltd/iStock/Thinkstock)
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昨年3月しらべぇでは、「二股交際」に罪悪感がない割合は?「ポリアモリー」を言い訳に…という記事で「浮気や不倫を悪いことだと思わない人」の調査を実施した。

年代が上がるにつれて男性のほうが「浮気支持」の割合が増え、とくに50代、60代の男性は2割を超える結果となったが、さらに踏み込み「恋人の自由恋愛も認める」という主義の人々がいるらしい。



 

■働き盛りの男性世代が密かに

しらべぇ編集部では全国20代〜60代の男女1362名を対象に「恋人や配偶者がいても互いに自由恋愛を宣言し実行にうつしても良いと思うか?」調査を実施。

その結果、男性17.3%、女性12.9%が「YES」と回答。やや男性のほうが多いもののどちらも2割以下にとどまった。

性年代別にみると、結婚市場の真ん中に位置する30代男性が23.5%ともっとも高い割合に。

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結婚を控える男性たちのなかに、じつは「ひとりの恋人に決めかねている」「結婚制度にしばられず自由に恋愛したい」という願望を持った人がいるのかも。


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■高年収は「容認派」多し?

また、年収別に見てみると、高年収のほうが概ね「ポリアモリー予備軍」が多い結果に。

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経済的に余裕があると、魅力的な異性も寄ってくるだろう。現在のパートナーにはない魅力を持った異性が次々に登場するなど「誘惑」は多いのかも。

複数パートナーの存在を周囲に隠さない「正直な愛」を同時に複数走らせ、相手にも「自分以外の特別な存在」を持つことを許容するのであれば、一概に「不誠実」とはいえないだろう。

こうした価値観を関係者全員が合意の基で営む場合「真のポリアモリー」といえる。


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■物語を生み出すために必要?

編集部では、「自由恋愛支持派」だという新進気鋭の脚本家(30代)に話を聞いた。

「仕事で成功し収入も増え、妻とも上手くいっています。 ですが『物語で恋愛を描く』という業を背負っているため、


①物語を書きはじめると同時に付き合いだして

②書き終えると同時に別れる『シナリオを書くための恋人』


が必要です。 妻も『公認』とまではいきませんが、僕がセカンドパートナーのもとへ行くときは皮肉をこめて『行ってらっしゃい』と送り出してくれますよ。


愛の物語を作るときは新鮮な恋愛感覚が必要です。その分、もし妻に他のパートナーがいても全く問題ないです」


この男性の場合は、現状「複数愛」を走らせているのが夫側だけであり「もし妻が浮気しても…」という想定で語っている。

道徳的、倫理的に、なかなか理解されづらい「複数愛」。あなたは理解できるだろうか?

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(文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子

【調査概要】
 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代〜60代の男女1,362名(有効回答数)

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