冬は毎日お風呂入らなくていい?突出地域の光熱費は東京の3倍超

2017/01/20 08:30

(julief514/iStock/Thinkstock)
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寒さが厳しくなって、温かいものが嬉しい季節。食べ物の話が多くなりがちだが、お風呂に入る時間も他の時期に比べて、リラックス度が増す気がする。

夏場などはシャワーで済ませても、冬にはゆっくり湯船につかるという人も多いだろう。

しかし、「冬はあまり汗をかかないから、毎日お風呂に入らなくていい」と考える人も。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,365名を対象に「冬は毎日お風呂に入らなくていいと思う」人の割合を調査した。


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■代謝が下がると、そう思いがち?

全体では28.7%、3人に1人弱が「冬は毎日お風呂に入らなくていいと思う」と回答。男性が29.2%に対し、女性は28.2%で大きな差は出なかった。

年代別で見てみると

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年代が上がるにしたがって上昇する傾向があり、20代の24.2%と60代の34.0%では10ポイント近い開きとなっている。

新陳代謝が高く汗をかきやすい若い年代と比べ、年齢を重ねると代謝が下がりがちではあるが、昨今は30代・40代男性はミドル脂臭、50代以降は加齢臭など、年代ごとにケアすべき体臭があるといわれており、冬であっても気にかけたいところだ。


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■北海道が突出

次いで、エリア別のデータを見ると突出して「冬は毎日お風呂に入らなくていいと思う」地域があった。

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北海道が43.2%と最も高く、続く北陸エリアの34.6%から8.6ポイント上回った。寒い地方が高くなりがちかというと、東北地方は31.0%で全体の数値に近く、必ずしも気温だけとは言えない結果だ。

逆に低い値となったのは、四国の15.6%。次いで、北関東の17.9%。九州・沖縄が25.0%というのを見ても、やはり気温との関係は大きくなさそう。


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■北海道は冬の光熱費が…

さらに調査をしてみると定量的なデータは見あたらなかったが、北海道で暮らす人の「冬の光熱費」に関する相談がネット上に多く見られる。

そこで実際に、北海道へ転勤した人、北海道出身で東京に暮らす人に話を聞いてみた。

「夫の転勤で北海道に引っ越しました。ある程度の覚悟はしていましたが、最初の冬の光熱費を見た時は、頭を抱えましたよ。東京では夫婦2人で多い月でも1万5,000円以内だったのに、3倍以上。


近所の人に聞くと、それでも今借りている部屋はガス・電気・灯油を組み合わせて比較的安く抑えられている方だと言われて…。朝シャワーを浴びて出勤するスタイルだったのですが、湯船の方が安いと聞いて夜お風呂に入る生活に切り替えました」(東京出身・北海道在住 30代・女性)


「北海道は給湯や暖房は灯油を使う家が多く、冬の光熱費自体高いと思います。企業によって、補助を出しているところもありますね。給湯ということだと東京もそうですが、冬は皿洗いなど、お湯を使う機会は多く、その分コストは高くなるでしょう。


ちなみに、冬にお風呂にあまり入らない文化はあると思います。おそらく寒いので、汗かかないという理由。ぶっちゃけ、自分も毎日お風呂に入るようになったのは、こっちに来てからですね」(北海道出身・東京在住 40代・男性)


寒さで汗をかきにくいだけでなく、光熱費がそこまで高いと、つい控えたくなる気持ちも理解できる。

とはいえ、温かさが身も心もほぐす季節。冬だからこそ、毎日お風呂を楽しみたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1,365名

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