おぞましすぎる!ネットストーカーの歪んだ実態3例

2017/01/21 18:00

SNSほかに執ようにメッセージを送るなど、ネット上でのつきまとい行為を規制対象とした改正ストーカー法が1月3日に施行された。

13日には51歳の男性が、元交際相手の30代の女性にLINEを使って、卑猥な音声を送りつける、脅し文句を投げかけて嫌がらせをするなどの行為で、改正後の初逮捕者となった。

(frankpeters/iStock/Thinkstock)
(frankpeters/iStock/Thinkstock)

しかし、ネットストーカーと一口にいっても、どんな被害があるのだろうか。実際にあったネットストーカー被害3例をお伝えする。



 

①ネット配信者につきまとう男

ニコニコ生放送やツイキャス配信者の間で、かなり知られたネットストーカーがいる。

彼は気に入った女性配信者に対して、卑猥なセリフを録音した音源や腋を見せた写真を要求する。ただ、「お金は支払う」と付け加えるようだ。

要求を断ると、執拗なネットストーキングを開始。

ツイッター上で脅し文句を送りつけたり、ネット回線に負荷をかける「DoS攻撃」を仕掛けてネットの使用を妨害したり、要求が通るまで嫌がらせを続けるという。

同時並行的に多数の女性に対して、悪質行動を起こしているようだ。まさにネットの闇的存在である。


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②ストーカー行為を注意すると…

A嬢は気に入ったスポーツプレイヤーB選手を執拗に追いかけ、ファンミーティングに参加。盗撮や張り込み、つきまといをしていた。

ストーカー行為を知った女性がA嬢に注意をすると、A嬢は攻撃をその女性に開始。ネットの巨大匿名掲示板を使って誹謗中傷をはじめたのだ。

「彼女はB選手と婚約者の二股をかけている」「ホテルに入るのを見た」など事実無根の誹謗中傷を繰り返した。またA嬢は、攻撃対象の女性の身体的特徴を事細かに描写し、特定を促せるレベルだったという。

スポーツ選手のファン同士はツイッターでつながりがあったが、仲間内にも悪い噂を流して、グループから追い出そうとする動きもあった。


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③監視者に転じた友人

とある女子大生が、ネットストーカーと化した友人C嬢の話をしてくれた。C嬢にツイッターアカウントを監視されているそうだ。

自分がなにかツイートをすれば、C嬢に関係ない内容であっても、お気に入り登録してくる。お気に入り登録されると通知がくるので、「見ているぞ」と監視しているアピールになる。

また、リアルで会っても「いつもツイッター見ているよ」と伝えてくる。

さらにC嬢は「ツイッター上に協力関係を結んだフォロワーが多数おり、一声かければ多人数で嫌がらせをすることができる」と話していたこともあるという。

まるで「不快と感じるツイートをするな」「お前は自分のモノなのだ」と、相手を所有物化しようとする行為。友情も歪めば、ネットストーキングに発展するのだ。


これらのネットストーカー行為も、改正ストーカー法によって取り締まり対象となることが考えられる。卑劣なネットストーカーたちを根絶できる日が、一日も早く来てもらいたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

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