松方弘樹さん死去『遠山の金さん』『元気が出るテレビ』に出演 74歳

2017/01/23 18:30

俳優の松方弘樹(本名・目黒浩樹)さんが21日、脳リンパ腫のため死去した。74歳だった。

(画像は松方弘樹 公式ブログのスクリーンショット)
(画像は松方弘樹 公式ブログのスクリーンショット)

松方さんは、父・近衛十四郎(このえ・じゅうしろう・俳優)、母・水川八重子(女優)の長男として1942年に生まれる。弟は目黒祐樹。

1960年映画『十七歳の逆襲・暴力をぶっ潰せ』で主役デビュー。時代劇や『仁義なき戦い』シリーズなどがヒット。1991年の「江戸城大乱」で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した。

テレビでは『名奉行 遠山の金さん』シリーズ、『HOTEL』などに出演。

また、1985年から日本テレビ系で日曜8時に放送されていた『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』にレギュラー出演し、笑いながらハンカチで汗を拭くキャラクターで、バラエティ番組でもおなじみに。

テレビ東京系でドキュメンタリー『松方弘樹・世界を釣る』が放送されるなど、釣り好きな一面もあった。

79年に女優・仁科亜季子(63)と再婚、仁科克基(34)、仁科仁美(32)をもうけるが、98年に離婚している。

2016年2月に脳腫瘍(しゅよう)の疑いによる療養のため、3月からのコンサートツアーを降板し6月からの舞台を中止していた。



 

■共演者からのお悔やみ

番組や舞台の共演経験者からのお悔やみの言葉がTwitterに寄せられている。


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■脳リンパ腫について内科医に聞いた

「脳リンパ腫」について、しらべぇでも連載中の現役内科医、青木マダガスカル先生に聞いてみた。

青木医師:血液のなかには、免疫に関与する「リンパ球」という細胞が存在します。それらが悪性化して、無限に増殖するようになったものを、「悪性リンパ腫」と呼びます。


松方さんが患っていた「脳リンパ腫」は、脳にできた悪性リンパ腫のこと。悪性リンパ腫の原因については、遺伝子変異との関連がいわれているものの、まだはっきりしません。一部、ウイルス感染が関与するものはあります。


治療法には、化学療法(抗がん剤投与)、放射線治療、造血幹細胞移植などがあります。リンパ腫のタイプと進行度などにより予後は異なりますが、完治するケースも少なくない病気です。


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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋 取材協力/内科医・青木マダガスカル

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