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アイドルの「妊娠・中絶」を運営が公表 「人権侵害では」と議論に

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(BanarTABS/iStock/Thinkstock)

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アイドルはかつて高嶺の花だった。しかし、昨今ではファンとの距離が近づき、ときに恋愛関係に発展してしまう者もいる。

今、地方に本拠地を置くとあるアイドルグループの動きをめぐり、議論になっているようだ。

 

■運営が「妊娠」「中絶」を公表する

同グループは地域振興を目的として2013年に結成。地元企業などとのコラボや、イベントを中心に活動してきた。

しかし、5日深夜に公式ブログで衝撃の投稿がなされる。「メンバーのうち2名が懲戒解雇処分になった」というものだ。

しかも、ひとりのメンバーについては、

「ヲタクとの繋がり行為より生じた妊娠、中絶、グループ内部情報の漏洩、協議契約違反等、マネジメント契約書上の 度重なる重要規約違反行為によりグループ活動に著しい支障と損害を及ぼす行為を行なった為、懲戒除籍処分に致しました」

 

とまで記載。予想以上に反響があったのか、6日のはやい段階でブログは一部伏せた表現に変わっているが、それでも

「再三の注意、忠告を無視し、活動上の規約や契約が守られないばかりか自己中心的な行為ばかりで活動支障を生じる迄に至りました。到底許される行為ではありません」

 

と、運営サイドは怒り心頭の様子だ。

 

■「人権侵害では?」の指摘も

アイドルファンの間で衝撃が広がっているこのブログだが、運営に対して批判的な人も。それは「たとえ素行が悪かったのが事実であっても、顔出ししている女子が妊娠、中絶したと発表するのはやり過ぎだ」というものだ。

以下、一部確認できたものを抜粋すると……

・運営がメンバーの妊娠中絶を暴露するってふつうにプライバシーの侵害じゃない?

 

・アイドルを除籍するのはしかたないとして、妊娠中絶を公表するのは人権侵害だろう

 

・もうちょっと別の言い回しあったでしょwwwwww

 

・公式がこんな火の玉ストレートを投げるとか草wローカルアイドルの闇は深い

 

・地下アイドル、公式ブログで詳細書き過ぎで笑う

 

・公式がヲタクという言葉を使うのか…

 

・22歳で妊娠中絶歴明かされると言う地方アイドル業界の闇の深さ

 

 

■弁護士の見解は?

実際のところ、このような発表に問題はないのだろうか? しらべぇ編集部は、アイドルの人権問題に強いレイ法律事務所・代表弁護士の佐藤大和先生に話を聞いた。

佐藤大和

 

「ニュースを見る限り、今回、芸能事務所側は、アイドル側に重大な規約違反があったとして、除籍処分にしています。この行為自体は、芸能事務所もビジネスの側面がある以上、契約に基づいていれば、基本的には問題ないといえるでしょう。

 

もっとも、アイドル側にも人権はあります。今回、芸能事務所側はメンバーのひとりが『妊娠』『中絶』をしたと発表をしているようですが、これらの理由、とくに『中絶』はあまりにプライバシー性の高い内容といえます。今回のケースでは、芸能事務所側があえて公開する正当な理由はなかったと思います。

 

そのため、もしアイドル側の同意なくして発表したのであれば、発表は、アイドルのプライバシーを侵害している可能性もあり、見せしめ的な要素があったと言われても仕方ないといえます」

 

「アイドルとファンとの関係」のみならず、「運営サイドの情報管理」にも一石を投じる事態と言えるだろう。

・合わせて読みたい⇒川原結衣の妊娠報告をロンブー淳が批判 「アイドルなら避妊しろ」

(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤 取材協力/レイ法律事務所佐藤大和弁護士

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