引っ張るとどこまでも伸びるゴム人形の中身を確かめてみる親子
30年ほど前にアメリカで流行した「ストレッチ・アームストロング」というおもちゃをご存知だろうか。
よく日焼けしたセクシーなブロンド男性の人形で、引っ張ると元のサイズの何倍もの長さに伸ばすことができるという単純なものなのだが、長い時を経て今なお愛され続けているちょっとしたヴィンテージおもちゃなのだ。
そんなのびのび人形に触った人が皆思うであろう「どうしてこんなに伸びるのか?」という疑問を解消すべく、なんでも自分の目で確かめずにはいられない親子が色々と実験を行ってみた。
■アメリカでは定番のおもちゃ
1976年にケナーから発売され、現在はハスブロが権利を所有しているストレッチ・アームストロング。
その見た目のインパクトとギミックのシンプルさ故か、様々なバリエーションを生み出しつつ、今でも発売当初と変わらないビキニパンツ一丁のモデルが販売されているようだ。
名前にも入っている「ストレッチ」とは日本語で「伸びる」という意味。
実際に彼の身体は某悪魔の実を食べた海賊のようにあらゆる場所が伸びるのだが、その秘密は一体どこに隠されているのだろうか。
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■中身が知りたい親子
今回ストレッチ・アームストロングの秘密を探ったのは、おもちゃやガジェットなど、様々な物の真の姿に迫る親子、YouTubeチャンネル『What’s Inside?』の二人組だ。
お父さんの方はこのおもちゃの直撃世代のようだが、息子のリンカーンくんはいまいちピンときていない。
しかし、いざ開封の儀を終え実物を前にするとテンションが上がってしまったようで、引っ張るとどこまでも伸びていくアームストロングの身体にいささか興奮気味の様子。
やはりこのおもちゃには世代を超えた魅力があるのは間違いなさそうだ。
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■残酷?な解剖実験
様々な衝撃実験の結果、頭部が完全に粉砕されてしまったアームストロング。そこで二人は、とうとう彼の「中身」がどうなっているか確かめてみることに。
たくましいシックスパックにカッターを入れるシーンはちょっとグロテスクだが、アームストロングの身体に詰まっていたのはなんと、透明なゲル状の物体。
しかもこれがかなりベタつくようで、指やテーブルからなかなか落ちずに悪戦苦闘。帰ってきたお母さんに怒られるのを想像して、二人のテンションはみるみるうちにダウンしていく。
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■『トイ・ストーリー』のシド?
良く言えば好奇心旺盛、悪く言えば物を大事にしないタイプの二人。おもちゃを完全に破壊してしまう姿から「トイ・ストーリーに出てきたおもちゃを大事にしない人たちみたい」というコメントも寄せられていた。
もし、彼にもトイ・ストーリーのおもちゃたちのように意思があったら、持ち前の身体能力を活かして残酷な解剖手術から逃げおおせていたのだろうか?
ちなみにそんなストレッチ・アームストロングは米Amazonから22ドル(約2500円)で購入可能。中身の透明な物体はゲル化したコーンシロップで、人体に害は無いようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)