自衛官OBが語る「企業でも活躍できる! 自衛隊に入る3つのメリット」

若者は、自衛隊に入隊してみるのはアリかもしれない。

2017/03/19 19:00

自衛隊
(akiyoko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

2018年春に卒業する大学生を対象にした企業の会社説明会が1日に解禁され、今年も就職活動が本格的にスタートした。

就職先として、一般企業以外の職を考える人はどれくらいいるだろうか。

たとえば、しらべぇではモテ職業として紹介してきた自衛官。自衛隊に入るメリットは、それだけではない。もし転職したとしても、活躍できるスキルが身につくという。

しらべぇ取材班は、自衛官OBの30代男性に「自衛官のメリット」について話を聞くことができた。



 

①やっぱり強い「資格取得」

元自衛官:配属先にもよりますが、大型特殊自動車免許の他、クレーン運転免許、フォークリフト免許、危険物取扱者など、さまざまな資格を取得できる可能性があります。


自衛隊を退職した後、転職に強い資格を取得ができるのは大きいでしょう。基本的に、一般で免許を取得する際に必要となる高額な講習費用は必要ありません。手数料程度です。


大型トラックや戦車などの演習にたずさわることになれば、18歳でも大型免許を取得する機会があります。この大型免許には「大型車は、自衛隊車両に限る」という限定条件が付帯されます。


中型車を運転できるのは20歳以上などの制限はありますが、私的に普通や中型の一般車両を運転することもできます。また、第2種免許の受験資格に必要な運転経歴は2年以上と、一般よりも条件が緩和されていたりします。


ほかにも、小銃や迫撃砲、格闘などを取り扱うMOSと呼ばれる、自衛官としての職務に直結した資格もあります。それらは日々の活動の査定や厳しい検定を通過しなければ得ることはできません。


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②新人への人材教育が丁寧

元自衛官: 昨今の一般企業は即戦力を求める傾向にあります。それは仕方ない面もありますが、至らない人材を量産し続けている状況だと思います。大企業であれば、いい研修に恵まれることもあるでしょう。


しかしブラック企業に入れば、意味のない心を削るだけの研修によって潰されてしまう悲しい話も多々あります。


自衛隊では新人教育をみっちりやります。時間をかけて、人間力を磨き上げます。寮生活で、料理もきちんと出ますから、変に切り詰めて身体を壊すこともありません。


上下関係を叩き込まれるので、礼儀を身につけることができます。丁寧な言葉づかいも覚えるので、2年もすれば、社会人としての素養は十分に鍛えることができます。


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③営業としての素養も身につく

元自衛官:身体が資本の営業職であっても、体力や根気も訓練によって人一倍です。たいていの仕事ならやり通すことができます。当然、度胸もつきます。
もちろん守秘義務はありますが、話せる内容も多く、ネタに困ることはありません。


自身の経験としても、火器の取扱や災害救助訓練、空挺部隊ならパラシュートなど非日常な体験を話すことが多いです。


自衛隊は研修の充実という面で、社会人として育つ環境としてさまざまなメリットがあるようだ。

「人生の進路はまだ決まっていない。体力には自信がある」なんて若者は、自衛隊に入隊してみるのはアリかもしれない。

(取材・文/Sirabee編集部

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