肩身が狭い子連れママを救う「#泣くのが仕事」プロジェクト始動

2017/03/29 05:30

(画像はYouTubeのスクリーンショット)
(画像はYouTubeのスクリーンショット)

しらべぇでも、「日本での子育てのしづらさ」について調査した際、「幼い子どもを連れて電車やバスを利用するのが怖い」と感じている親が多いという声が聞かれた。

子育て中の親が「電車やバスに乗るのが怖い」と思っていても、暮らしの中で「公共機関の利用」を避けて通ることは難しく、「泣く」ことで意思表示をする赤ちゃんは、泣く場所を選んではくれない。

そんな問題を解決しようと、大手保険会社が画期的なプロジェクトを打ち出した。



 

■オリックス生命「#泣くのが仕事」プロジェクト始動

https://youtu.be/nGlswoyqwIE

大手保険会社、オリックス生命が打ち出したのは、子育て中のママ・パパに元気と勇気を届ける「#泣くのが仕事」プロジェクト。

それは、電車やバスでグズりだす子供を抱え、肩身が狭い思いをしているママ・パパに「だいじょうぶ」という意思表示をするというもの。

今月21日にYouTubeで公開されたこちらのCMも、早くも話題となっている。

https://twitter.com/yossiidao/status/846559250570665986

YouTube視聴者の若者を中心に、このプロジェクトに賛同する声が続々とあげられている。


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■プロジェクトに参加するには?

プロジェクトの参加方法はとても簡単で、今、その場ですぐに誰でも参加することができる。

(画像は「#泣くのが仕事」プロジェクト特設ページのスクリーンショット)
(画像は「#泣くのが仕事」プロジェクト特設ページのスクリーンショット)

特設サイトにて、スマートフォンで簡単に提示出来るモーションステッカーや、バッジなど、お好みの形のマークをダウンロードするだけで、準備完了。

あとは、電車やバスなどで、実際に子供がグズって困っているママ・パパを見かけたら、マークを提示して「だいじょうぶ」と意思表示を。

個人に限らず、お店や施設等でも使える様々なマークが存在するので、ぜひ取り入れてみてはいかがだろうか。


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■どう思う?子育て中のママに聞いた

しらべぇ編集部は、「#泣くのが仕事」プロジェクトについて、実際どう思うのか、現在0~3歳の子供を持つママたちに聞いてみた。

Aさん「この問題を解決しようと、プロジェクトを立ち上げてくれた企業がある、ということがまず嬉しい」


Bさん「このCMのような出来事がもし本当に起こったら、すごいことだと思います。でも、実際に子供が泣き出したら、色んな人がいる中で、マークを提示するにはかなり勇気がいることだと思うので、こういう取り組みが広まって、心無い言葉を言われたりしないような、少しでも子育てがしやすい国になるといいですね」


Cさん「こんな風にシールを貰ったら、私が泣いてしまいそう。私も、子供を連れて電車やバスに乗るのが怖くて、子供の体重はもうすぐ12キロになりますが、グズり対策で今でも電車に乗る時は抱っこ紐を使っています。


出掛けた日の夕方には肩こりで激しい頭痛がしてきます。母親たちも、みんな子供を泣かせないよう最大限の対策と努力をしているんです。そんなことを少しでも汲み取ってくれる人が増えたら、もっと子育てがしやすくなるのかな」


取材をしていく中で、「マークを提示するには勇気が必要」との懸念から、CMのような光景が実現するのは難しいのでは…と言いつつも、プロジェクトに期待するという人が多かった。

このプロジェクトが広く認知され、「赤ちゃんに優しい社会」へと変わっていけるよう、出来ることから始めたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・もやこ

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