国内コンビニ全店舗に「無人レジ」 使い方や防犯対策に懸念の声相次ぐ 

深刻な人手不足の解消と、流通業の効率化を図る画期的なシステムの導入にネットの反応は…?

2017/04/18 18:00

コンビニ
(TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock)

もはや私達の生活から切り離せない存在となっている「コンビニエンスストア」。

そんなコンビニ大手5社が、深刻化している人手不足の解消や流通業の効率化を図るため、揃って「ある革新的なシステム」を導入すると発表。

ネットでは賛否両論、さまざまな意見が飛び交っている。



 

■2025年までに全コンビニに「無人レジ」導入

セブンイレブン・ジャパンやファミリーマートなどの大手コンビニエンスストア5社は、消費者が自分で会計をする「セルフレジ」を2025年までに国内の全店舗に導入すると公表した。

これまでにも、大型スーパーなどの一部で、商品を一点ずつ読み取るセルフレジが設置されてきたが、今回導入されるシステムは、カゴや袋に商品を入れたまま、専用の機械が組み込まれた台に置くだけで会計が可能。

これは、経済産業省と共同で発表する「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」に明記されるもので、2025年までに、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ニューデイズで取り扱う全ての商品(計1000億個)に専用のICタグが貼り付けられる。

このICタグにより、消費者が購入するカゴの中の商品の情報を一括で読み取って会計をオート化し、深刻な人手不足の解消を図るほか、販売状況をメーカーや物流事業者と共有することで物流業界の生産性向上につなげる狙いだ。


関連記事:ユニクロのセルフレジで思わぬミス続出 「やっちゃった…」の声も

 

■ネットでは様々な懸念の声

まだ実物を目にしていないこともあり、「無人レジ」の導入について、ネットでは賛否両論様々な意見があがっている。

《使い方が分からない人が続出するのでは?》
・コピー機すらまともに使えない奴らが無人レジとか無理に決まってるだろ…。


・使い方を教えたり代わりに打ってあげるための人手が余計に必要になる。お年寄りなんか、コピー機も「やって」と丸投げなのに、無人レジをおとなしく使うはずがない。そこで揉めたり混んだりして、店長がクレーム対応に追われる。そして店長が病む。


確かに、「機械でお会計をする」ことに戸惑ってしまうご年配の方が続出する事態は、想像に難くない。

《万引きが多発するのでは?》

・無人レジとか万引き常習犯には楽園じゃないの?やめとけよな


・トレンドに無人レジあるけど、あんなの5秒目を離したら会計済ましたフリして盗まれるし、捕まえても「操作完了したと思ってた、操作分かってなかった」ってとぼけられて無罪放免です。把握してるだけで毎日何百人もいます。


ネットでは「無人レジ」という言葉がひとり歩きしている様子も伺えるが、ICタグ導入後の防犯対策がどう変化するのか気になるところだ。

《コミュ障が増えそう》

・完全無人レジよりは半無人レジのほうが良きかな。お年寄りの中にはレジが一つのコミュニティ場と思ってる人もいるそうで、これで鬱やコミュ障が増えるかもね


・人とふれあう場がなくなってコミュ障が永遠にコミュ障のままになっちゃうじゃん…どこでコミュ力つけたらいいの


「孤独死」が社会問題となっている昨今、レジでの店員との会話が貴重なコミュニケーションとなっている人は少なくないだろう。

8年先の漠然とした情報に「無人」という言葉が不安を掻き立てている。ビジュアルなど視覚的な情報が公開されると、また感じ方が変わってくるかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・もやこ

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