言われたらダメージ大きすぎ…「クサイ」の非難に怯える人は

スメハラが話題だが、臭いの指摘はダメージが大きいのかを調査した結果…

2017/04/19 06:30



(deeepblue/iStock/Thinkstock)

東京では桜も散り、爽やかな陽気の日が増えてきた。気温がグッと上昇し始めると、気になるのは汗などの臭い対策。

体臭は10代や20代が中心の汗臭、30代から50代半ばのミドル脂臭、それ以降の加齢臭など、年代ごとに出てしまう不快な体臭のタイプが異なる。

また、男性と女性では女性の方が臭いに敏感といわれるほか、臭いの感じ方も個人差が大きいことから、本人が気づかないケースも。

最近はスメハラ(スメルハラスメント)も話題となり、人間関係にもかなりの影響を及ぼす要素として、臭い対策を重視する傾向は高まっている。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,363名を対象に「『クサイ』はダメージが大きい非難だと思う」人の割合を調査した。


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■男女で意識の違いも

全体では69.3%とほぼ7割が「『クサイ』と言われるのはダメージが大きい」と回答。多くの人が「言われたくない」と感じるワードのひとつとして、意識していることが伺える。

男女別で見ると男性は61.9%、女性は76.8%とおよそ15ポイント女性が多い数値で、臭いに敏感な分やはり女性の方が「ダメージが大きい」と感じているようだ。

性別・年代別で比較してみると

大きく差が開いたのが40代。男性が59.0%と6割を切るのに対し、女性は85.3%と最も高い。

こうした意識の違いが、臭いケアに対する意識の差になっているとしたら、気づかないうちにスメハラの加害者になっている可能性もありそうだ。


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■指摘してくれる人の存在も大事

実際に「『クサイ』と言われるのは、絶対にイヤ」と、体臭ケアに気を遣っている人の話を聞いた。

「汗をかきやすい体質なので、臭いケアには気を遣っています。デオドラント製品もさまざまな種類を試して、スプレータイプよりもロールオンの方が直接塗る分、効果があると聞いて愛用していますね。


男性がクサイのもイヤだけど、女性がクサイなんて、もっとあり得ないじゃないですか。自分のことじゃなくても、『なんかちょっとニオウ』とか聞こえてくると、ドキドキしてしまいます」(30代・女性)


「身ぎれいにしているつもりでも、臭いはきになりますね。特に職場に女性が多いので、クサイと思われたら人間関係の面でも最悪です。

40代になって、自分でも“なんか臭う?”と気になり始めたタイミングで、妻が黙ってシャンプーやボディソープを新しくして…『もしかしてクサイ?』と聞いたら、『ちょっとね』と言ってくれました。気になっていただけにショックだったけど、きちんとケアすれば防げることだし、指摘してくれるのは愛情だと思いました」(40代・男性)


体質によって強い・弱いはあるものの、基本的には正しいケアをすれば防げる。

ダメージの大きいワードだけに「クサイ」と直接的すぎる言い方で指摘するのは難しいが、さり気なく体臭ケアの話やケアアイテムの話題を持ち出すなど、ケアの必要性を気づかせるのも思いやり。

温度や湿度が上がり始めるこの季節だからこそ、改めてケアアイテムを見直してみるなど、自分自身の臭い対策を考えるのもよさそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)

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