R−1が盛り上がらない理由は「松本人志の不在」か TVがピン芸人を求める理由とは

『R-1ぐらんぷり』に求められる改革を他の大型お笑い賞レースと比較しながら考察

2020/03/10 09:20

松本人志

8日、今年も『R-1ぐらんぷり2020』がフジテレビ系列にて行われたが、どうしても盛り上がりに欠けると評価されがちである。なぜだろうか。



 

■盛り上がりに欠ける『R-1』

2020年のR-1は、マヂカルラブリーの野田クリスタルが優勝した。今年は新型コロナの影響で、無観客で決勝大会が行われたのだ。ゆえに盛り上がりに欠けるR-1だったのかといえば、ただそれだけではない。

たとえば、TBS系列の『キングオブコント』と比べても、視聴率や優勝者の活躍の度合いからいって物足りない部分があるのだ。


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■『キングオブコント』のテコ入れ

じつは『キングオブコント』にも、2013年、14年と連続して1桁の視聴率に低迷した時期がある。しかし、あることによって翌年の視聴率は跳ね上がり、その後も安定してきた。

それは『キングオブコント』参加者による審査方式を変えたことであったのだ。その審査員も、松本人志、さまぁ~ず、バナナマンという実力派のコント師たちであった。


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■求められる松本人志

R-1は、もとより正式な審査員を置いて審査している。よって、R-1を盛り上げるためには審査員を変える必要があるのだ。実際のところ、R-1のみ松本が関わっていないことに物足りなさを感じる人も多いのであろう。

日テレ系列の『女芸人No.1決定戦 THE W』は、ネタの質に対して、R-1と比較されるように、同様に賛否両論である。それにもかかわらず、視聴率は毎年安定しているのだ。

これには第1回、第2回と副音声で松本が関わっていたことが大きいだろう。第3回大会からは関わっていないので、今後の盛り上がりが心配だ。

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■松本の権威とカリスマ
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