【松澤千晶のアニメめくるめく世界】アニメの魅力はなんといっても人間関係!

codeこんにちは、松澤千晶です。私はアニメを見ることが大好きなのですが、何故それほど好きなのかと申しますと、その作品内で描かれる人間関係が何より魅力的だから、というのが理由のひとつです。

前回は女性同士の関係、つまり百合(ゆり)についてお話しましたが、何も惹かれる関係は百合だけではありません。ノーマルな男女の組み合わせでも数多くの素晴らしい関係が見られ、そこから学ぶことも多々あるのです。

今回は、そんなアニメ作品や漫画作品における魅力的な男女の関係性について改めて考えてみたいと思います。

 

【理想の夫婦像?】

アニメ作品や漫画作品の憧れの男女と言えば、一般的には「タッチ」の上杉達也と浅倉南や、「シティハンター」の冴羽りょうと槇村香などが上がると思うのですが、私は「シャーマンキング」の麻倉葉と恐山アンナという、静かな情熱に溢れたこの2人が大好きでした。もちろん、今でも。

この2人の何が良いかと言うと、主人公・葉の「霊能力者の頂点=シャーマンキング」になるという目的が、葉とアンナの共通の夢だというところ。主人公の夢を応援するヒロインというわけでなく、純粋にアンナも夢見ていました。

そのようにして幼い頃から同じ方向を見て歩いてきているので、仮に作中であまり一緒に行動をしていなくても、常に繋がっている絆のようなものが見て感じ取れるのです。

許嫁(いいなずけ)という設定ですが、2人の色恋めいたシーンはそれほどなく、主人公・葉が大事な決戦へ行くその前夜に、わずかに関係をほのめかす描写があったくらい。そしてその後、夫婦となって生まれた子供が、続編の「シャーマンキングFLOWERS」の主人公となるのです。

結婚した後に2人で温泉旅館を営んだりしていて、その往年の夫婦感はまるでセーラームーンで言うところの天王はるかと海王みちるのよう…。あら、これは百合ですね、大変失礼致しました。

同じ夢を持って共に生きるって凄く素敵ですね。この二人は何年経っても色褪せない、まさに唯一無二の「理想の夫婦像」だと、私は思います。

関連記事:【松澤千晶のアニメめくるめく世界】「百合」というジャンルの魅力を徹底解説

 

【理想のパートナー?】

そしてもうひとつ大好きなのが、「コードギアス 反逆のルルーシュ」(続編のR2も含めて)のルルーシュ・ランペルージ(またの名をルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)とC.C.(シーツー)の2人。

この物語に関しては魅力的なヒロインがたくさん出てきますので、主人公・ルルーシュが愛していたのは、「同級生のシャーリーだ」、または「異母兄妹のユーフェミアだ」、はたまた「戦場を共にするカレンだ」、何を言うものか「最愛の妹ナナリーだ」と見解は様々ですが、私は、第1話から謎の登場をするC.C.(シーツー)との関係性が凄く好きです。

お互いの目的達成の為に契約という名目で成り立っているので、友情でもなく、愛情でもない、共犯者と言うべきか、ビジネスパートナーと言うべきか。しかし、そういった関係だけでは割り切れない情が発生してしまうという最後まで不思議な2人でした。

人間関係って最後に残るのが「情」なのに、この2人って、一目会ったときから「情」が発生した気がするのですよね。もしかしたら同性でもこのような関係になったのではないかなと思わせる謎めいた信頼感があるほど…。いえ、決して百合とかではなく、ですよ。

秘密を共有した「共犯者」のような関係って、もしかしたら一番の良きパートナーなのかもしれません。

【番外編、ケンカするほど…?】

最後に、個人的な趣味の場をひとつ設けさせていただくと、「きんぎょ注意報!」のちーちゃん(藤ノ宮千歳)と葵ちゃん(本名不明)という2人の掛け合いが私は大好物でした。

凄く懐かしい作品ですので簡単にご説明しますと、都会からやってきたお嬢様・ちーちゃんこと藤ノ宮千歳と、田舎の明るい中学生・わぴこが織りなすドタバタ学園コメディです。空飛ぶ金魚ぎょぴちゃんをはじめ、喋る動物たちまで登場する非常に楽しいお話で、葵ちゃんはサングラスをかけた不良少年。

さて、このお嬢様ちーちゃんと不良少年葵ちゃんですが、決してメインとして描かれる関係性ではありません。まだツンデレという言葉が世に浸透していなかった時代、私は小学生ながらこの2人の関係性にえも言われぬ興奮を感じていました。主人公・わぴこを差し置いて度々繰り広げられる2人の痴話喧嘩。仲が悪いのかと思いきや時折見せる誰よりもちーちゃんを理解している葵ちゃんの思いやり…。この2人…もしや…!?

見ているうちにだんだん「おまえら付き合っちゃえよ!」と言いたくなってしまうのです。神様とは酷なもので、このアニメ作品で当時まだ小学生の私に「萌え」という感情を抱かせてしまいました。

友達以上恋人未満とも少し違うような、後ろ向きに手を繋いでいる感じのたまらない関係性ですね。

【ただの男女ではないの?】

これらは、主にファンの方々からはノーマルカップリングと呼ばれているもので、作中で描かれたものに加え、何らかのエピソードから想像が膨らんだりと、必ずしもただの男女関係だと言い切れないところが魅力なのではないかと思います。

テレビアニメ最終回でとてつもなく熱い感動的な愛の告白をした「機動武闘伝Gガンダム」のドモン・カッシュとレイン・ミカムラとか、他にもいろいろあるとは思うのですが、個人的にたまらない関係性をご紹介させていただきました。

しかしながら、私はやはり、友情とも愛情とも割り切れず性別をも問わない関係性に惹かれてしまいますね。

先日とある庭園に行ったところ、百合の花が実に綺麗に咲いていたもので、その艶かしさに思わずうっとりしてしまいました。百合って初夏までのこの時期がちょうど見頃で命が短いのですよね、いつ枯れるともわからないからこそ、こんなにも香りを放ち美しく咲き誇っているのだなと…。

すみません、これ以上は今回の趣旨に反しますので、このあたりにしておきたいと思います。

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(文/フリーアナウンサー・松澤千晶

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