すつぼい、ハシピー、心底寿司… タイで横行する変な日本語を撮りまくったよ!
タイ国内の日本ブームは、とどまることを知らない。
あちこちに日本ブランド、日本食の入ったショピングモールが建設され、コミックフェスタなどはJAPAN一色だ。先日の七夕祭りには笹の葉が飾られ、みな短冊に願いを書いていた。
タイに住む日本人は、4万249名(大使館調べ)。さらに、(合法の範囲で)在留資格を得ていない人も多数いるため、実際には日本人は5万人以上いるだろう。
そして、日本語を勉強しているタイ人は7万8802 人。そのうち、中等教育段階での学習者が約 5 割(3万8685 人)を占めている(国際交流基金 2010年調べ)とのこと。2012年には、その数は12万人を超えた。
なのに…。日本人もいる、日本語を勉強したタイ人もいる。それなのに…。変な日本語が横行しており、とにかくよく目にするのだ。しかも、堂々と公共の目に触れる看板や商品名になり、店頭に並んでいる。誰も指摘せず直しを入れないままに、そのまま使われているのである。
日本ではあり得ないことだが、“マイペンライ”という、「細かいことは気にするな」精神を垣間見ることができるといえよう。
以下に、例をあげていこう。
■“Bic C”というタイを代表する大型スーパーに置かれていた「すつぼい梅 」。まぁ分からなくはないが、結構な想像力を必要とする。
■こちら、セブン○レブンの商品だよ! 商品! 「ね捏捏ねくつ」…。「tukune」とローマ字では記されているから、「つくね」と言いたいもどかしさは伝わる。
■ショッピングモール内のレストラン。「ントツ」。もはや意味不明。ダントツなのかエントツなのか? しかも、壁いっぱいに。
そして、「ハシピー」「リフレシシュ」。単なる間違いだろう…。直してから看板にしようよ。どれだけ適当なんだろう。聞けばいいじゃん、印刷する前に。看板にしちゃう前に!
また、日本語が微妙なネーミングの店も多い。今回は、日本の代表とも言える寿司店を紹介しよう。
■ハイソ寿司(アリー)
■本物寿司 (サイアム)
■上質寿司 (エカマイ)
言いたいことは、基本的に分かる。他にも、「心底寿司」「改善寿司」「勝利寿司」など、寿司だけにネタは尽きない(笑)。
これ以外にも、つい二度見をしてしまう看板が街中にたくさん。さて、次に旅行を計画中ならば、是非タイに来て街に溢れるちょっと変な日本語を探して歩いてみてはいかがでしょう。
マイペンライ、細かいことは気にするな。そんな解放された気分に浸れること間違いなし!