「テッシュ配り文化」は平和の象徴!? 胸キュンや危機など経験者だけが知ってる裏話
ポケットテッシュって、「たまに持っててよかったー!」って思うことないですか? 何かをこぼしてしまったとき、おもむろにカバンを探ると、いつもらったのかわからないポケットテッシュを発見。そういうとき、筆者はテッシュをもらっておいた過去の自分をほめたくなります。
花粉症のときなんかも、もう大活躍ですよね。手持ちのポケットテッシュがなくなって困っているときにテッシュ配りの人を見かけると、女性は女神、男性は仮面ライダーのようなヒーローにみえてしまうほどです。というのは言いすぎですが、花粉症の人は共感していただけるのではないでしょうか。
しかし、このテッシュ配りのアルバイト。通りがかる人全員がテッシュを必要としているわけではないので、苦労もあると思います。なかなかもらってくれない…という経験をはじめ、さまざまなエピソードがあるのではないかと思いました。そこで今回、しらべぇ編集部は「テッシュ配りのアルバイト経験者」にどのような体験談があるかを聞いてみました。寄せられた回答の一部をご紹介します。
・「工事現場の人に一箱あげたら喜ばれた」(男性40代)
これは本来、アルバイトとしてはやってはいけない行為ですが、喜ばれるとちょっといいことをした気分になってしまいますね。通行人がもらってくれないので、最後は自分で持って帰るなど、“ごっそりどこかへ処分”という選択をしてしまったというアルバイト経験者も少なくないのではないでしょうか。
・「意外と怖そうな男性が受け取ってくれる。なんかキュンとする」(女性20代)
見た目は「邪魔だよ!」とか言ってきそうな怖い人がスッと受け取ってくれると、乙女心をくすぐるようです。女子はギャップに弱いということを聞きますが、それがこのテッシュ配りの場面でも起こっているとは思いませんでした。
・「高校生のときにだまされ、3日間働いたのに2人で5千円しかもらえなかった」(女性40代)
これは短期バイトでたまにあることかもしれませんね。せっかく一生懸命やったのに、だまされたなんて…。テッシュ配りの雇い主もテッシュのように純白な心をもっていてほしいですね。
・「配っていたら、アジア系の外国人男性が3人ぐらいで近づいてきて、段ボールごと持っていこうとした。『ダメだ!』と言ったら『どうして?』と返された」(男性30代)
「どうして?」といわれると…。どうせ人にあげるんだから全部くれ、ということでしょうか。外国人から見ると無料でテッシュを配るというのはかなり珍しいことのようです。もらわないなんてことはありえないんだとか。
日本ではごく普通の光景になっているテッシュ配り。じつは海外ではほとんど普及していない日本独自の文化なんです。日本独自のマナーを重視する民族性と、世界的に誇れる平和な社会があったからこそ根づいた文化だそうです。もしかしたらテッシュ配りは、平和な証拠といえるのかもしれませんね。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年7月22日(火)~7月25日(金)
対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名より抽出
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)