こんなとこにもかき氷!生姜屋や酒屋など畑違いの店にある「狙い目かき氷」5選
やあ諸君。かき氷刑事です。8月に入ってからも次々に現れるホシ(犯人のかき氷)を逮捕すべく、お腹を張って絶賛パトロール中です。さて、連載第4回目の捜査は、一見かき氷があるとは思えないお店に「裏メニュー」として潜伏するかき氷を暴きます。表メニューの美味しさを継承した、とってもオツなホシが隠れているんです!
1:ビールバーに潜伏!? 桃の天然かき氷
【麦酒屋るぷりん】
国産クラフト、しかも樽生にこだわったビールバーのかき氷。かき氷だけの注文はできないのがじれったいが、麦酒も食事もハズレが無くどれも繊細で、ホシにもそのエッセンスがぎっしり詰まっている。かき氷のほうは、と言えば、まるで採れたての桃にかぶりついているような、みずみずしい味。ビールとかき氷の共通項である「水」を知りつくしたような、職人芸を感じるホシ。
※東京都中央区銀座6‐7‐7浦野ビル3F/03‐6228-5728
2:酒屋に潜伏!? 黒味醂みるくジャムかき氷
【福光屋 東京ミッドタウン店】
金沢の老舗酒屋、福光屋のかき氷。仕込み水「百年水」を使用した、細やかな砂利石のような独特の食感をもった氷に、日本酒入りシロップ。トッピングのアイスクリームにも酒粕を使用。呑むように一口一口を丁寧に味わえ、つい徳利でおかわりしたくなってしまう。浴衣が似合うような、粋な大人のホシ。
※東京都港区赤坂9‐7‐4 東京ミッドタウン ガレリア B1F/03‐6804‐5341
3:生姜専門店に潜伏!? ジンジャーかき氷
【銀座のジンジャー】
ミルクジンジャーシロップに、生姜風味のきいたコンフィチュールやピュレをかけた、生姜づくしの一品。喉を通った後、心地よくピリっとした感覚が残る。何よりも、体を温める効果絶大な食材、かき氷なのに体を温めるという、なんたる矛盾!! でも実際に食べた後、ホカホカに。とっても欲張りなホシ。
※東京都中央区銀座1‐4‐3/03‐3538‐5011
4:たい焼き屋に潜伏!? あさやけかき氷
【浅草浪花家】
「およげ! たいやきくん」の歌の舞台にもなった麻布十番の有名店「浪花家総本店」からのれん分けしたたい焼き屋のかき氷。代表作「あさやけ」は朝日が反射した富士山を表わしたそう。いつもはたい焼きのお腹につまった自慢の小豆の上に「氷をトッピングした」と言ってもいいくらいのボリューム感。甘党にはたまらないホシ。
※東京都台東区浅草2‐12‐4/03‐3842‐0988
5:フルーツパーラーに潜伏!?すいかのかき氷
【フルーツパーラーゴトー】
果物専門店のつくる、スイカ+氷という夏の最強コンビかき氷。注文を受けてから絞ってつくる新鮮なこだわりシロップ。もちろん甘みは、スイカそのもの。目からも口からもスイカずくしで、シンプルだからこそ夏一番に贅沢なホシ。
※東京都台東区浅草2‐15‐4/03‐3844‐6988
今回の捜査は、確かな腕を持つ職人達のこだわりに目から鱗の連続でした。うーん、一層気を引き締めて取り締まらなくては! 次回は「氷で食べるスイーツ!?よくばりかき氷5選」です。
(取材・文/しらべぇ編集部・かき氷刑事)