『HERO』の主人公の名前が「久利生公平」である理由とは?面白すぎる花言葉の世界

コラム

2014/08/13 15:00

hero


こんにちは、精進料理研究家、食ライターの麻生怜菜です。8月も中旬、お盆ウィークに入りましたね。今週はお休みの方も多いのではないでしょうか? まだ残暑も厳しいこの時期、クーラーをきかせた部屋でのんびりと過ごしています。

そんななか、テレビ番組で最近ハマっているのが、フジテレビ系列で放送されている月9ドラマ『HERO』。第1期が2001年に放送され、その後単発ドラマ、劇場版と続きました。そして7月から、第2期が放送されていますよね。

SMAPの木村拓哉さん演じる主人公・久利生(くりう)検事の、刑事さながらに現場でしつこく捜査する行動派な検事像は、「こんな検事がいてくれたらな~」と見ていてワクワクさせてくれます!

ところで、木村さんの役名である「久利生公平」って、珍しい名前ですよね。これは、作者が描いた主人公の人物像がそのまま名前に込められているから、このような名前になっているのだと思われます。

植物(野菜や花、ハーブなど)には花言葉がついているものがあります。「栗(くり)」の花言葉は、「公平」なのです。漢字こそ変えているものの、「栗=公平」を名前にいれることによって、どんな事件も公平に捜査する主人公像を象徴しているのではないでしょうか。

他にも、ドラマやアニメでよく見かける名前は、人物像を象徴するような花言葉から名づけられていることが多々あります。

例えば、

「胡桃(くるみ)」:知性
「百合(ゆり)」:威厳、純潔
「桜(さくら)」:心の美しさ、優れた美人、高尚
「椿(つばき)」:完全な愛
「桔梗(ききょう)」:やさしい愛情

など。

そして、「桃(もも)」は、「チャーミング、気だての良さ」です。これで思い浮かぶのは、『ロングバケーション』(1996年、フジテレビ系)で稲森いずみさんが演じた“桃ちゃん”なんかがありますね。また、「董(すみれ)」は、「誠実、愛、純潔」といったことを表します。“すみれ”といえば、『踊る大捜査線』シリーズで深津絵里さんが演じた“すみれさん”ではないでしょうか? まさに、誠実や純潔といった言葉が合うキャラクターだと思います。

こんな風に作品の登場キャラクターに照らし合わせてみても面白いですが、普段の生活シーンでも、大切な人に花をプレゼントしようと思うことってありますよね? そんな時、ひとつの基準として、花言葉に想いを込めてみるのも良いかもしれません。

王道はもちろん、

「薔薇(ばら)」:あなたを愛しています

ですね。

他にも、

「チューリップ」:永遠の愛、愛の告白
「マーガレット」:真実の愛
「花見月(はなみずき)」:私の想いを受け止めて
「胡蝶蘭(こちょうらん):あなたを愛しています
「パンジー」:私を想って、純愛
「ラベンダー」:あなたを待っています

などがあります。

また、好きな人に料理をふるまう時、さりげなく花言葉の意味を込めながら作ってみるという健気な選択肢もあります(ほぼ気づかれないでしょうが…)。

例えば、

「ズッキーニ」:ほのかな恋
「オクラ」:恋の病
「蕪(かぶ)」:慈愛
「里芋(さといも)」:愛のきらめき
「大根」:潔白
「茄子(なす)」:真実
「檸檬(れもん)」:愛に忠実
「苺」:幸福な家庭

などなど。

知っていると、日常生活もちょっと楽しくなりませんか? ちなみに、アネモネの花には「はかない恋、薄れゆく希望」とか、牛蒡(ごぼう)には「私に触れないで」など、ネガティブな意味が込められているものもあるので、使う時はご注意を!

(文/精進料理研究家、食ライター・麻生怜菜

※画像は、サイト「HERO – フジテレビ」のスクリーンショットです