目立つFUJIYAMA…外国人観光客が増加!それに伴い日本とは思えぬ日本食店も増加!

グルメ

2014/08/20 07:00

ここ数年、街中で外国人観光客を目にする機会が増えてきたように思います。

事実、日本を訪れる外国人観光客の数は年々増加しています。日本政府観光局の調査によると、2013年には訪日外国人旅行者数が過去最高の1000万人を突破しました。

特に、東京・歌舞伎町や大阪・心斎橋といった国内最大級の繁華街には、昼夜問わずひっきりなしに外国人観光客を乗せた大型バスが停まっており、楽しそうに街の風景を写真におさめる彼らによく出くわします。

こうした状況下で、いま日本の繁華街では「もはや日本とは思えないような風景」が現れはじめているのです。こちらの写真をご覧ください。

FUJIYAMA1

FUJIYAMA2

udon
こちらは、大阪は難波のアーケードで見られた天ぷら・寿司屋さんの看板です。中央の天丼写真の下に大きく「FUJIYAMA」と書かれており、上部には「JAPANESE TEMPURA BOWL」とローマ字で書かれています。

これ、どう考えても外国人向けに書かれたものです。彼らが日本に対して抱きがちなイメージをそのまま看板内に盛り込んでいるのです。看板や店構えだけを見ると、ここは外国にある日本料理店かと錯覚してしまうほどです。

画像をもっと見る

 

■「FUJIYAMA」はお店にとっては合理的

「FUJIYAMA」や「TEMPURA」など、もともと外国人から日本に向けられたイメージに過ぎなかったものを日本人側が自覚的に受け止め、こうした表記のお店をつくることで本当に日本の風景になってしまう、という興味深い現象がいま起きているのです。

考えてみれば、こうした店構えは合理的かもしれません。たとえば、繁華街の一角にある一般的な蕎麦屋の場合、他に複数ある蕎麦屋と競争を強いられます。ここで生き残るためには、味や価格を工夫するなど結構な努力を強いられることでしょう。

ところが、外国人観光客向けに特化した蕎麦屋の場合、その奇妙に見える店構えから日本人は敬遠するかもしれませんが、それ以上に外国人観光客がひっきりなしに訪れる繁盛店に化ける可能性があります。

周囲にこうした蕎麦屋がないとすれば、繁華街を訪れる外国人観光客の「蕎麦需要」を独占できるわけです。

今後東京オリッピックが近づくにつれ、こうした店構えの日本料理店はさらに増えていくかもしれません。数年後には、歌舞伎町や心斎橋の至る所で「FUJIYAMA」「SAMURAI」などの文字を見かけるようになるかも!?

(取材・文/しらべえ編集部