20代30代の4人に1人がLINE登場で遅刻への“精神的障壁”が下がったと開き直り!

2014/08/21 18:00

chikoku

ひと昔前までは、遅刻の連絡をする場合、会社や自宅の電話を使って早めに伝えるしか手段がありませんでした。しかし、携帯電話が普及すると、電話やメールで気軽にいつでも連絡が取れるようになり、良く言えば臨機応変な対応が可能に、悪く言えば待ち合わせ時間に対する感覚がルーズになったのです。

そして、我々人類をさらにルーズにするツールが登場しました。そう、無料通話・メールアプリの「LINE」です。

電話より手軽に、そしてキャリアメールより気軽に連絡が取れ、待ち合わせ時間の変更が容易にできるようになったのです。「申し訳ありません。10分ほど遅れます」といったお堅いものならまだしも、キャラクターがダッシュしているスタンプを送り、最も大事な“何分遅れるのか”を連絡しない輩まで現れる始末。もう、本当にイライラしますよね。

ところが、この現象を「LINEすればちょっとぐらい遅刻してもいいよね? だって、連絡してるんだもーん!」と感じている人が一定数存在しているというのです。

そこで今回は、20代から60代の男女計525名のLINEユーザーに、「LINEが普及して以降、『遅刻』に対する精神的障壁が大きく下がったと感じる」という項目でアンケートを実施しました。まずは、年代別の結果を見てみましょう。

【年代別「LINEが普及して以降、『遅刻』に対する精神的障壁が大きく下がったと感じる」人の割合】

20代:24.9%
30代:27.8%
40代:19.2%
50代:20.0%
60代:12.1%

なんと、20・30代の4人に1人がLINEのおかげでカジュアルに遅刻ができるようになったと回答しています。巨人軍の15分前行動を見習い、万年無遅刻無欠勤男の筆者は許せません。なぜ、カジュアルに遅刻ができるのか? その理由を聞いてみました。

「悪いとは思ってるけど、連絡すれば基本的に問題はないはず」(20代男性)
「LINEって便利ですよね。遅刻するときもスタンプでOK。多用してます(笑)」(20代女性)
「そもそも、待ち合わせ時間をはっきり決めない。19時すぎに集合、みたいな感じ」(30代男性)
「飲み会のときもグルチャで連絡すればみんなに伝わるし、遅れても誰も怒らない」(30代女性)

確かに、LINEの利便性がカジュアルな遅刻を生んでいるのかもしれませんが、そもそも遅刻を“悪”と思っていない人が多いようです。ちなみに、グルチャはグループチャットのこと(既読スルーはKSというそうです)。最近の若者な何でも略しますね……。

とはいえ、LINEに罪はありません。悪いのは、カジュアル遅刻魔です。なんとかして、カジュアル遅刻魔を減らす方法はないのでしょうか? 遅刻は信用と人間関係を失いますから、時間と約束は守っていただきたいものです。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 LINEユーザー525名

(文/しらべぇ編集部・大川竜弥

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