国民的行事「ヤマザキ春のパンまつり」に祝祭性を見出せない国民が56.7%と判明

2014/08/26 07:00

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みなさん「ヤマザキ春のパンまつり」はご存知でしょうか? 毎年2~3月ごろ、山崎製パン株式会社が行う販促キャンペーンのことです。この期間中にかぎり、ヤマザキ製パンのパンを買うとついてくるシールを数枚集めると、特製の白い皿をもらうことができるのです。ザックリ言えば、「ヤマザキ春のパンまつり」は、プレゼントキャンペーンのことです。

1981年のスタート以来、2014年で34回目を迎えるこの祭り。公式ホームページによると、なんとこれまで交換されたお皿の枚数は4億2900万枚! これは、国民1人あたり3枚交換している計算になるそうです! これ、なかなか大規模な祭りと言えるのではないでしょうか?


 

■56.7%が祝祭性を見出せていない!

ところが、なかには「ヤマザキ春のパンまつり」に対してあまり「祭り」の実感を持てない人がいるようなのです。前述の通り、すでに34回を数え、すっかり日本国民に定着してきた感のある「パンまつり」ですが、人によってはそこに祭り特有の非日常性、ハレの感覚を見出せないというのです。

そこで、しらべぇ編集部はこの祭りについて真剣に日本人の声を聞いてみることにしました。結果、「ヤマザキ春のパン祭りに祝祭性を見出せない」と答えた日本人は、56.7%にのぼることがわかりました。

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■祝祭性を見出せていない理由は?

日本人の半数以上が「ヤマザキ春のパンまつり」に祝祭性を見出せない、という衝撃の結果を私たちはどのように受け止めるべきでしょうか。この数値、予想よりもやや高い印象を受けます。

というのも、松たか子さんが登場する「ヤマザキ春のパンまつり」のテレビCMを見たことのある方はたくさんいらっしゃると思われますし、コンビニやスーパーの菓子パンコーナーではこちらのキャンペーンを目にする機会もある。毎年春頃になると、「またこの祭りの季節がやってきたな」と感じる機会が多く提供されているはずだからです。なのに、なぜ?

ということで、ヤマザキ春のパン祭りにどうしても祝祭性を見出せなかった方の声をご紹介しましょう。

「内容からして、これは祭りとはまた違ったものだと思う」(50代・男性)
「コンビニやスーパーであまりパンを買う機会がないので触れ合っていない」(30代・男性)
「毎年春先の季節、どこかで見かけるのだが、自分が応募するなど主体的に参加したことがない」(40代・女性)
「祭りのワクワク感というよりは、お皿を無事に手に入れられるかというドキドキ感のほうが近い」(60代・男性)
「今日まで、この祭りが意味していることを知らなかった。来年からは応募しようと思います」(40代・女性)

祝祭性を見出せていない人といっても、その理由は人によって様々なようですね。ほかには、お皿がもらえることに強い喜びを感じられない方や「パンまつり」という言葉から想像して「パンがもらえる」キャンペーンだと勘違いしてしまった方もいたようです。

ちなみにこのキャンペーンでもらえるお皿ですが、フランスからの直送で、パンまつりのためだけに作られたかなり貴重なものになります。また、電子レンジでも使えたりとかなり便利なお皿なんですね。

というわけで、これを機に今まで参加したことのなかった方は一度パンまつりに参加してみてはいかがでしょうか?

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名

(文/しらべぇ編集部

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