【買うなら今】スコットランド独立で、あのバンドのベロマークはどうなる?
今、イギリス国民は「スコットランドがイギリスから独立するかどうか」の住民投票で揺れています。一部報道によると、8月上旬には反対61%だった世論調査が徐々に賛否が拮抗し、9月上旬には賛成51%と逆転。予断を許さない状況になっています。
現通貨であるポンドを使い続けるのか、北海油田の権利はどちらに帰属するのか、またイギリス海軍所有の核兵器問題など、スコットランドの独立でもたらす問題は山積みですが、それ以上に気になる問題があるのです。そう、「ユニオンジャック(英国旗)」はどうなるのか?
ユニオンジャックは、イングランド・スコットランド・北アイルランドの3つの旗を合わせたものです。そこでスコットランドが抜けたらどうなるのでしょうか?
スコットランドの「青」が抜けることで随分とシンプルになりますね。日本人の私たちから見ると、「米」という文字のように読めなくもありません。
ブルーが抜けると絵面が寂しくなるので、ユニオンジャックが作られるずっと以前に合併された「ウェールズ旗の緑色」が採用されるのでは?といった予想もネット上では上がっています。その場合はこんな国旗になるかもしれません。これはこれでカッコいいとも言えますが。
さて、ロックの故郷である英国アーティスト達は、ユニオンジャックを使ったロゴやジャケットデザインを世に出していきました。まず思い出すのが、このマーク。
画像引用元:http://item.rakuten.co.jp/bcl-shop/stc-134/
ローリング・ストーンズの舌出しロゴです。もし、スコットランド独立によって英国旗が変わったとすると…
心なしか、メロンかき氷を食べ過ぎたみたいな舌になっていますが、気のせいでしょうか。
もうひとつ思い出すのが、60年代ブームを起こしたThe WHOを始めとするモッズカルチャーです。そのモッズ・ムーブメントのロゴとして用いられたのがイギリス空軍のマークである「ラウンデル」なのですが、これもユニオンジャックのカラーが元となっていますね。
これでスコットランドの青がウェールズの緑に変わると…
イギリス感がなくなって、なんだかイタリアンレストランみたいになってしまいましたね。
ポール・マッカートニー、ミックジャガー、スティングなどは独立反対派の立ち上げたサイトに署名をしたと報じられましたので、国旗が変わったことでバンドのロゴやデザインを変更することは無いかもしれませんが、今後の激震が予想される国民投票は、まさに今日(9月18日)。イギリス国民はどのような答えを出すのか今後を注目したいと思います。
(文/しらべぇ編集部・太田山里英)