しらべぇ

ピンク系で働くお姉さんがご奉仕中に言われると「ムカつく」意外な言葉TOP5【コラム】

コラム

1

【第一話】
ここはある商店街に立つ、スナック「いるか」。ここでは、集まってきた人の困り事を、言葉だけで解決するイルカがいる。今日はそんな噂を聞きつけて、イルカのもとに1通の手紙が来た。

2

ももこ
「あ、あたしここの店長、ももこ。本当は桃男だけど、いろいろあって、ももこって名前にしてるの。よろしくね!」

イルカ
「誰に言ってんだ?」

ももこ
「え? まだ本を読んでない人だけど…」

イルカ
「…まあいい、それで、手紙が来たんだろ?」

ももこ
「これよ。広告会社勤務・高橋勇気(24歳)ですって。なになに…『僕、勇気っていう名前ですが、ゆうきがないんです。先輩がピンク系のお店に行こう!って誘うんですけど、どうしても行けないんです。お姉さんに怒られるのが怖いんです。狭い部屋で険悪になったらどうしようって思うんです。どうすればいいでしょうか?』だって」

イルカ
「じゃあ、行かなきゃいいじゃねえか」

ももこ
「そうもいかないでしょ、若い男の子なんだから…うふっ」

イルカ
「何度聞いてもその声は怖いな…。まあいい。確かに、ああいう狭い空間で気まずくなったら怖いからな。でも、そういう時は…!」

ももこ
「そういう時は?」

3

イルカ
「伝わるメソッド『なりきり』!」

ももこ
「ああ、友達のクリスがうまくいったメソッドね。(『伝わっているか?第七章参照』)」

イルカ
「そうだ。相手のために…じゃなく、相手の立場に立って考えるメソッドだ。『なりきり』で考えれば、怒らせるような言葉を言わなくてすむ」

ももこ
「じゃあ、そのピンク系のお店のお姉さんに、どうなりきればいいか教えてよ。あんただって、知らないんじゃないの?」

イルカ
「まあ、イルカだからな。ははは。キューキュー。でも知らなければ、聞けばいい。みんな知らないことを、誰にも聞かずにそのまま済ませるからダメなんだ…。というわけで、その道のプロをお呼びしました。博多のピンク街で働くマンボウさん(仮名)どうぞ。熊本出身。丁寧な接客で有名なんだって」

マンボウ
「どうも、はじめましてー」

ももこ
「あんた、この人なんで知ってるの?」

イルカ
「まあ、昨日、飲み屋で隣になったんだ。いい人だぜ、塩水おごってくれたし」

ももこ
「ふうん。じゃあマンボウさん、よろしく」

マンボウ
「よろしくですー」

ももこ
「お手紙が来てまして…。ピンク系のお仕事中に、何を言われるとむかつくかを話してもらえますか?」

マンボウ
「はーい。一緒に働いてる女のコにも質問したんで、順に話していきますねー」

イルカ
「はい。お願いします」

マンボウ
「私たちが仕事中にムカっとする言葉、5位はー!」

5位「なんでこういう仕事してるの?」

イルカ
「出た。定番の言葉。これはダメだろ。キューキュー」
ももこ
「そりゃいろいろ事情があるわよねー」
イルカ
「お客さんも何話していいかわからないから、思わず聞いちゃいそうだな」
マンボウ
「それはわかるんだけどー。でも、嘘つくのもヤだし、でも、本当のこという仲でもないしねー」

ももこ
「なるほどね。じゃあ、次いきましょうか・・・。4位は?」

4位「ケータイ番号教えてくれない?」

イルカ
「これもご法度だな。ストレートすぎる。ははは。キューキュー」
ももこ
「疑似恋愛って感じなのよね。気持ちはわかるけど、いきなりのお客さんに教えるのは無理でしょ。ま、営業用の番号持ってるコもいるけどね」
マンボウ
「私も持ってるんですけど、名刺に書いたりすると『営業の電話じゃなくて、プライベートなのを教えてよ!』って言われることもあって。ちょっとビビっちゃいますー」

イルカ
「どうでもいいけど、その『すー』とかってなんとかならないか?イライラするんだけど」
マンボウ
「イルカってイライラするんですねー。こんなにかわいい顔なのにー」
ももこ
「あんたが連れてきたんだから、我慢するしかないわね」

イルカ
「仕方ないな… じゃあ、3位は?」

3位「1日で、どのくらい稼いでるの?」

イルカ
「なるほど。これは正直、興味はあるな。でもまあ初対面の人に聞くことじゃないだろ」
ももこ
「そうね。普通、初対面のサラリーマンに『いくら稼いでます?』なんて話はしないもんね」
マンボウ
「それ聞いてどうするのって思いますー。他人に収入とか話すの怖いんですよねー。あとたまに『今日もいっぱい稼いだんだし、おごってよー』とか言う人もいます。あれは、どうなんでしょー?」

イルカ
「それはたちが悪いな。そんなヤツがいっぱい来るのか…大変な仕事だな、あんたも…。じゃあ、2位は?」

2位「熊本のどこ?何高?何町?」

イルカ
「どういう意味だ、これ?」
マンボウ
「アタシ、出身は熊本なんですねー。で、出身は熊本ですって言うと、『あ、俺、熊本に友達いるんだよ。熊本のどのあたり?何高校?何町?』って言われたりするんですけどー。もしその人が友達とつながってたり、親戚のこと知ってたりすると怖いしー。そこまで出身地を厳密に聞かれると、過去のこととかも知られると困るとかー。いろいろ考えちゃって、冷めちゃうんですー」
ももこ
「ああ、そういうことか…」
イルカ
「まあ、話が盛り上がるネタを手に入れたから、お客さんも必死なんだな」
マンボウ
「周りの女の子も、それ、怖いって言ってますー」
ももこ
「きっと、お客さんは女のコの気持ちを盛り上げようとしてるんだけどね…。でも、言ってることはわかるわ。この2位は意外ね」
イルカ
「これが『なりきり』の大切なところだな。相手のことをわかった気になっても、本当に相手の立場になってないことは多い。想像できない人のことは、会って話したり、リアルなインタビューとか言葉を探したりして、必死でその人になりきるのが大切なんだ。じゃないと、本当の気持ちは伝わらない」
マンボウ
「イルカさんって、イルカなのに真面目なんですねー。ショーとかじゃ、飛んだり跳ねたりして、芸人さんみたいなのにー」
イルカ
「それは間違ったイメージだ。イルカショーに抗議しよう」

ももこ
「例えば『この後、2人で飲みにいこうよ』とかは、ダメじゃないの?」
マンボウ
「それもダメですけどー。「お店で禁止されてるんですー」て言えば、だいたい大丈夫だから、言われても平気なんですー。お店の人、だいたい怖そうだしー」
イルカ
「ピンク系のお店の人って、優しい口調だけど、怖そうだからな」
ももこ
「…なんであんた、ピンク系に詳しいのよ?」
イルカ
「まあ、いろいろな。ははは。キューキュー。あ、例えば『ここで働いてるの、親は知ってるの?』とかって古典的な話は嫌じゃないの?」

マンボウ
「それは、あんまり嫌じゃないですねー。わりとみんな親とか友達には仕事のこと話してたりするし。答えても、別に自分に嫌なことがある訳じゃないからー。あ、もちろん、嫌がるコもいますけどね」
ももこ
「ふうん。みんな親に話してるんだ。時代は変わったわね」
イルカ
「人それぞれだろ。だから、そういうプライベートなことは、あまり聞かない方がいいってことだと思うな。じゃあ、そろそろ、第1位を話してくれ」

マンボウ
「はい。みんな、これは嫌って言ってました。その、第1位は!」

第1位「眠そうだけど、大丈夫?」

ももこ
「えー!」
イルカ
「俺でも、言っちゃいそうだ…」
マンボウ
「『なんかダルそうだね?』とか『疲れてる?』とかも嫌ですー」
ももこ:
「それが1位なの?なんで?」
マンボウ:
だって、これからお仕事でがんばろう!って思ってるのに、いきなり『ダルいの?』って聞かれたらヤじゃないですかー。緊張してたり、お客さんがどういう人かを考えてるだけなのに。そう言われると『そんなことないですよー』とか言って笑いながら、心で泣いてますー」

イルカ
「そうなんだ。それってみんな思ってること?」
マンボウ
「そうですね。お店のコは、みんな「それは嫌だよねー」って言ってました。他の店じゃどうなのかわかんないけど、一生懸命に仕事しようって思ってる女の子は、みんな思うんじゃないですかー」
ももこ
「ちょっと意外ね。もっと…違う言葉だと思ってたわ」
イルカ
「リアルな答えだな。でも、小さな場所で、初めての人に会うわけだから、自分のモチベーションを上げるのが大変だ。毎回毎回、テンションを上げなきゃいけないしな。そんな時に『ダルそう』とか『疲れてる?』とか言われたら、確かに、イラっとくるだろうな。なるほど、いいこと聞いた」
ももこ
「あんた…今度、どっかのお店でこのこと活かそうと思ってるわね?」
イルカ
「…ま、この話はこのあたりで…と。あ、聞くのを忘れてた。逆に言われると嬉しい言葉ってある?」
マンボウ
「そうですねー。『キレイだね』とか『かわいいね』とか『うまいね』とかですかね。普通に嬉しいでしょー?少し前に、会った瞬間から『スゲーかわいいっすね。これはまた来るな、確実に!』って言われた時は嬉しかったですー」
イルカ
「それを言ったヤツは、なかなかやるな」
ももこ
「そうね…。じゃあ、このあたりで、字数も多くなったし、今回は終わりにしましょ。えーっと、ハガキをくれた高橋さん。そういうことなんで、ここであげた言葉は使わないように。それから、相手の立場で気遣えば、いろいろ楽しめると思うわよ。なんだったら、アタシががんばってあげてもいいけどね。うふ」
イルカ
「お前、ほんとに怖いな…」

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「伝わっているか?」

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