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【法律コラム】山本裕典も被害。「Twitterで晒す」が立派な犯罪になるケースとは?

コラム

negao

最近、「威厳」がないと言われてしまった、弁護士の佐藤大和です。でも、「威厳」がなくても「身近さ」なら弁護士として誰にも負けない!と思っています。

さて、今回のテーマは、「Twitter暴露」事件。

先日、俳優の山本裕典さんのベッド写真がTwitterで暴露されてしまいましたね。このように、芸能人の写真などを暴露されてしまう事件が後を絶ちません。少し前には、Twitterでお店にきた芸能人の「悪口」等を店員が書いて問題になったケースもありました。

このような「Twitter問題」は、何も芸能人だけの問題ではありません。自分の問題行為をTwitterに「自慢」する方々も多く、後々に大きな問題になることもあります。

このような方々は、自分のツイートが後に問題になるという認識はないのでしょうか…。いつも不思議に思ってしまいます。

前置きが長くなりましたが、今回の事件のように「Twitterで暴露」をした場合、犯罪になるのでしょうか? リベンジポルノやiCloud流出事件について触れながら、書いていきます。

■暴露をしたら名誉毀損罪!?

法律上、公然と人の名誉を毀損した場合、名誉毀損罪という犯罪になります。

では、「ベッド写真」のような画像をネット上にあげる行為は名誉を毀損したといえるのでしょうか?

名誉毀損罪の「名誉を毀損」とは、他人の社会的評価(名誉)を低下させる行為のことをいいます。そして、芸能人はイメージの商売でもあります。そのため、「女性とのベッドの写真」が流出すると、その芸能人の方のイメージを下げることは明らかでしょう。僕だって、好きなアイドルが知らない男性とベッドに入っていたら…想像したくもありません(涙)。

このように、芸能人のイメージを低下させるようなことをTwitterで暴露することは、名誉毀損罪になる可能性があります。

■iCloud流出事件は?

この点は、先日問題となったiCloud流出事件も同様です。プライベートの裸を掲載すること(流出させること)は、その人の名誉を下げる行為であるため、同様に名誉毀損罪になる可能性があります。

■リベンジポルノは?

リベンジポルノも同じですね。これも名誉毀損罪になる可能性が高いです。さらには、公開された写真や動画に性器の露出等があった場合には、わいせつ物陳列罪になるでしょう。

そして、リベンジポルノとは、相手方への想いが恨みに変わってされるものであるため、ストーカー規制法違反になる可能性もあります。また、「裸の写真をばら撒くぞ!」と脅した場合には、脅迫罪が成立する可能性もありますね。

その他にも、写っている人が18歳未満だった場合は、性器の露出がない“ただの裸”だったとしても、児童ポルノとして犯罪となります。

リベンジポルノは、もっとも許せない行為のひとつですよね。自分が愛した女性のヌード写真等をネットにばら撒くなんて、非常に卑劣な行為といえます。どのような理由があっても絶対にしてはいけない行為です。

■慰謝料は?

民事上、わざともしくは不注意によって違法な行為をして、他人に損害を与えた場合、損害賠償の責任を負わなければなりません。そして、この損害には精神的な苦痛も入ります。

写っている人には、勝手に写真を撮られたり、使用されたりしない権利である肖像権もしくはプライバシー権があります。無断で掲載された場合には、プライバシー権等を侵害する可能性が高いといえます。

そのため、プライバシー等を侵害されたとして、慰謝料を請求することもできるでしょう。

■最大の問題点は?

それは、ネットの拡散力です。一度、ネットの世界に写真や動画が出回れば、ほぼ回収が不可能です。そのため、どんな理由があっても、自分の裸の写真を撮らない・撮らせないというのが大事になってきますね。

残念ながら、人はいつ裏切るかわかりませんので、自分の身は自分で守るようにしましょう。また、技術の進歩を過大評価すると痛い目に遭いますので、気を付けましょう!

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(文/弁護士・佐藤大和

 

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