ロケ撮影の「遭遇率」は64.4% 写真ツイートに悩む制作現場の声も
芸能人は、見られるのが仕事。とはいっても、いつでもどこでも行動を見つめられ、プライベートまで公開されては、ツライものがあるだろう。疑心暗鬼にとらわれ、道ゆく人すべてがパパラッチに見えてくるかもしれない。
芸能人への“無断撮影”に対しては、きゃりーぱみゅぱみゅや市川海老蔵、ダレノガレ明美などが相次いで苦言を呈している。
また、お笑い芸人の小藪千豊が、「ここんとこ、ほぼ毎日携帯で隠し撮りされる〜中略〜ただ、家族はやめてな あと女性タレントはやめたってな」とツイートしたことも話題となった。
ドラマやCMなどのロケ撮影は、大勢のスタッフやカメラ機材が目立つため、プライベートよりずっとわかりやすい“シャッターチャンス”になっている可能性もある。
そこで、しらべぇ編集部では、アンケートサイト「マインドソナー」を使って、「ロケ現場を見たことがありますか?」と聞いてみたところ…
目撃経験者が6割を超える結果となった。さらに、「見たことある」と答えた人に対して「それを撮影してSNSに投稿したことがあるか?」を質問してみると…
1割を超える人がロケ現場を撮影して、ソーシャルメディアに投稿した経験をもつことがわかった。実際、ツイッターを検索してみると、多数の写真がヒットする。
https://twitter.com/isekai1133/status/517598969824677888
格好よさげな芸能人2人いて、テレビの撮影してたけど、そういうの疎いんで、誰だかサッパリ分からなかった(^^;) pic.twitter.com/mtGE2wYze9
— ☆はら☆も☆はら☆ (@allharahara) September 27, 2014
こうした状況に対して、映像制作会社の関係者に取材したところ、「ロケの場合は、事前に『写真をツイートされる可能性があるが大丈夫か?』と確認することにしています。
それが絶対NGなら、スタジオ撮影か海外ロケ。でも、話題化の一環と割り切ることも多いです。ただ、ロケ中はタレントやロケ地の名前でたえず検索をつづけ、『ネガなコメントがないか』『ロケ隊が迷惑をかけていないか』をチェックするようにしています」とのこと。
ソーシャルメディア時代の芸能人とファンとの関係は、いまだ模索中と言えるかもしれない。
※画像はtwitterのスクリーンショットです。
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)