【スタイリスト直伝】大人の男性がハロウィンをスマートに乗り切るための技とは?

2014/10/17 18:00


haloween

こんにちは。気さくな庶民派スタイリスト、久保ンソワです。さあ、今年もいよいよあの季節がやってきましたね。これだけ知名度が高まっているのに、依然として「自分には関係ないや」感が強いイベント。そう、ハロウィンです。

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日本のハロウィンてどんなイベント?

ご存知ない方もいらっしゃるでしょうから、ここで「日本版・ハロウィン」について簡単に説明しておきます。

① 「若者」「女子」「ファミリー」が

② 人前で仮装をして

③ 写メ撮ってSNSにアップする

ざっくり言えば、こんな感じのイベントです。本来は仮装した子供たちが「トリック・オア・トリートTrickorTreat?(お菓子くれないとイタズラするぞー)」と言いながら近所の家々をまわるらしいのですが、それとはだいぶ趣きが異なりますね。

おそらくはフェイスブックやツイッター等SNSの普及とスマホのカメラ機能の向上が、本来日本人にはなじみづらいハロウィン文化をちょっと違った形で定着させたのだと思われます。さしづめ「クリック・アンド・ツイートClickandTweet」といったところでしょうか。(うまいこと言った)

さて、上記①を見ればわかるとおり、日本のハロウィンには「いい歳した独身男性」は残念ながら参加できないのです。ごめん、うそ。でも①に該当しない層は参加率が極端に下がるのは事実です。だって独身のオジサン達が仮装した自分を写真に撮って、キャッキャキャッキャとはしゃぎ合う姿はちょっと、ねぇ。一方で、女子やファミリー層にとっては普段着れないド派手な衣装を着ても許されるスペシャル・デイ!いつもは地味な子が大胆なセクシー衣装を着てみたり、あこがれのナースやキャビンアテンダントに変身してみたり、仲間や家族でおそろいの仮装をしてみたり・・・と、この日だけは思い切ったファッションを楽しめるハッピーな一日なんです。

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大人男子のスマートなハロウィン対応

はたして、独身大人男子はこの日を一体どう乗り切ればいいのか?若者や女子に混じってテンション高く楽しむのもアリですが、周りからは「痛いオヤジ」と思われているかもしれません。かといって、イベント自体を見て見ぬふりでやり過ごすのもつまらない。うまくすれば女性からの評価が上がるチャンスですからね。

私も立派な大人男子(独身)ですが、ファッション業界人としてはこういうイベントをスルーするわけにもいきません。そこで、

『普段できない派手な(おかしな)ネクタイを締める』

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(3つ目の画像引用元 : http://comtie.shop5.makeshop.jp/shopdetail/003002000019/)

ネクタイという、小さくても自己主張のあるアイテムでさりげなくハロウィン対応。これではしゃぎ過ぎない、でもちゃんとTPOに合わせられる、大人男子の余裕をアピールできるわけです。スーツで働く職場でも使えます。

ただし、ぜったいに自分からネクタイを見せびらかしちゃダメ。

特に女性の評価はシビアだから、自分で発表しちゃった瞬間、真逆の評価になります。一応、表面上はホメてくれるでしょうが、裏では「あーあ、自分で言わなかったら気が利いたおしゃれな人だったのにね」。
心配しなくても、女性はこういう事に鋭く気づきます。焦らずじっと待ち、「かわいいネクタイですね。あれ、もしかしてハロウィン?」と言われたら、「ああ、うん。一応ね(ここではにかむ)」。ハニカミ男子、ハニカミおやじにはキュンと来るものです。

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スベったかな?と思ったら

もし誰からも何のリアクションもない場合、以下のような理由が考えられます。

(1) 周りの人が全員内気

(2) ハロウィン感が中途半端で気づかれなかった

(3) ハロウィンは先週だった

(4) そういう浮かれたイベントはNGの職場だった

(5) 実は単に嫌われ者だった

(1)の場合、面と向かって人をホメるのが苦手な人も少なくありません。ただ、手応えはなくとも女性陣の中でのあなたの評価はちゃんと上がっていますからご安心を。彼女たちのクチコミ力は凄まじいですから、翌日には間違いなく全女子社員に「あの男、ポイントアップ♪」の連絡網が回っています。

(2)(3)(4)の場合は、むしろ誰にも指摘されない方が好都合。「え?今日ハロウィンなの?いやー、たまたま派手なネクタイで来ちゃったよ」的な顔で、何事もなかったかのように帰宅してしまえばマイナスポイントにはなりません。

(5)の可能性は・・・忘れましょう。生きるのがつらくなります。

というわけで、周囲のリアクションがあっても無くてもOKな「ハッピー・ネクタイ大作戦」で、スマートにハロウィンを乗り切りましょう。

※このコラムはスタイリスト久保田の私見です。『ホンマでっか!?』という姿勢でお楽しみ頂けると幸いです。

(文/久保田フランソワ

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