自慢できる年収っていくら?「現実」という言葉が浮かぶ10代と20代の意識差
お金持ちを見ると、多くの人が羨ましいと思うことでしょう。しかし、お金持ちな人がそのことを自慢していたら、より多くの人に嫌われてしまいます。どれだけ稼いでいても、そのことを吹聴するのはご法度ですね。しかし、自慢はしなくとも、自慢する価値のある年収額という感覚は世間一般的に持たれています。自慢できる年収というのは、一体いくらぐらいからなのでしょうか?
これについて、アンケートサイト「みんなの声」で3万2194人を対象に「自慢できる年収はいくらぐらいから?」というアンケートが実施されています。今回は、それをもとに、「人に自慢できると思われている年収額トップ5」を紹介します。(調査期間:2014年8月20日~2014年9月2日)
1位 1000万円以上:48.8%
2位 800万円以上:19.3%
3位 500万円以上:12.0%
4位 2000万円以上:6.3%
5位 1億円以上:3.9%
全体の約半数の人が選んで1位となった回答が、「1000万円以上」です。4桁の年収は世間的に見ても分かりやすく、「稼いでいる」というイメージを持たれるでしょう。
2位につけたのは、「800万以上」。当サイトでは以前、「年収700万が分かれ目に!『自分の会社への入社は人にオススメできるか?』調査」という記事の中で、700万以上の年収がある人は自分の会社を人に薦めることが出来ると考える人が多いという結果を紹介しました。700万~800万あたりの年収は、ひとつの大きな指標になっているのかもしれません。実際、今年度の公務員の平均年収が661万8千円ですので、それ以上というのが高収入の境目となっているのかもしれません。
ただし、それぞれの年代で“稼いでいる額”というイメージに若干の違いがあるようです。それを顕著に表しているのが、全体でも5位につけた「1億円以上」という回答。各年代での順位を見てみると、
10代:4位
20代:4位
30代:4位
40代:5位
50代:7位
60代:8位
となっています。全体的な得票率は少ないものの、年齢が高くなるにつれて「1億」という年収の凄さに引きの姿勢になってしまうのか、徐々にランキングを下げているのがわかります。また、10代のみのランキングを見てみると、
1位:1000万円以上
2位:800万以上
3位:2000万以上
4位:1億円以上
5位:5000万円以上
6位:500万円以上
という結果が出ています。総合では3位につけた「500万円以上」という現実的な数字が、6位にまで下がっていますね。
10代の頃というのは、働いて稼ぐ年収に関してまだあまり現実的に考えていないということなのかもしれません。しかし、「稼ぐっていうのはこれぐらいだ!」と大きな目標を持つことは素晴らしいことではないかと思います。
ちなみに、そんな10代から社会の荒波に投げ込まれた20代のランキングでは、「500万円以上」が一気に2位にまで跳ね上がります。数字で分かる社会の現実、という言葉が浮かぶ結果となりました。
【集計結果】
出 典:dメニュー・iメニュー 「みんなの声」
集計期間:2014年8月20日~9月2日
投票数:32194票
(文/しらべぇ編集部・常時系)