イタリア男性は空気を読まない!?モテ男から学ぶ「あえて相手に気を遣わない優しさ」
イタリア人男性といえば、女性に優しく、甘い言葉で女性をメロメロにさせる印象がありますよね。このイメージって日本人男性にはほぼ無いと思うのですが、実際に日本人とどう違うかって、男性も女性も気になるところだと思います。ということで、イタリア人男性と交際歴のある日本人女性と、日本人男性と交際歴のあるイタリア人女性に、イタリア男性と日本人男性の違いをアンケートしてみました。
アンケートの結果からわかったのは、日本とイタリアの「優しさ」の捉え方の違いや、表現方法。今回は、日本人男性とイタリア人男性を比較しながら違いを見ていきたいと思います。
■ ストレートかつ表現力豊かなイタリア人と、気持ちを表現しない日本人
イタリア人はどんな場面でも意見をストレートに言う人種ですが、恋愛面でもそれは変わりません。「きれいだね」「かわいいね」くらいの言葉はサラっと出てくるし、好きという気持ちを常に相手に伝えます。また、ストレートに意見は伝えますが、相手に押し付けることはせず、しっかり相手の意見も聞くそうです。自分の意見も伝えた上で、聞き上手なんですね。
そして、日本人との大きな違いが「表現力の豊かさ」。例えば、呼び名が名前だけでなく、「アモーレ(愛する人)」など二人だけの相性になったりする点に、嬉しさを覚える女性陣の声が多数聞かれました。
筆者もイタリア人男性と付き合った時に、海に行けば「僕のかわいい小魚ちゃん」、山に行けば「僕の愛しい小猿ちゃん」と場所が変わる度に私の呼び名がおかしな動物に変わる経験をしましたが、どんな相性でも愛情を持って瞳を見つめて呼ばれると不思議とキュンと来るものなのです。
一方、感情表現がストレートなイタリア人に比べると、口にも顔にも出さないのが日本人。言葉数少なく、相手に自分が思っていることを察して欲しいという気持ちが強いことが、イタリア女性より指摘されていました。
■空気を読まないイタリア人と、気を遣いすぎる日本人
違いで面白かったのは、「優しさの捉え方」。イタリア男性の優しさは、パートナーの趣味趣向を考えて相手が喜ぶかどうかを考えるもの。例えば、「普段のデートで、待ち合わせに1厘の花を持って現れてくれた」、「何か困ったことがあれば、言い訳なしですぐにかけつけてくれる」など。年中無休で女性が喜ぶことを考えるのが優しさの表現のようです。
対して、日本人男性の優しさは、「道徳的優しさ」とでも名付ければいいのでしょうか。社会的な評価を得られる態度をとるのが日本人男性のよう。「道を歩く時に車道側を歩いてくれる」といった日本人と当たり前の行動は、実は日本人特有のもので、外国人から見るとこういった「相手に気を遣う行動」に優しさを感じるようです。
とはいえ、逆に気を使われすぎると愛情を感じられないのが女心。デートで「どこに行きたい」「何をしたい」などを決めずに、女性に対して「何でもいいよ」が口癖なのが日本人男性に多く見られる態度だそう。相手に気を遣った発言なのかもしれませんが、それでは「何を考えているのかわからない」「本当に私との時間を楽しんでいるのかな」と疑問に思ってしまいます。日本人男性はもう少し相手に気持ちを表現した方が良いかもしれませんね。
こうやって見てみると、「イタリア人男性と日本人男性の良さをどっちも取って2で割ればちょうど良いじゃん!」って気がしてきます。日本人男性は、持ち前の道徳心をそのままで恋愛面での「ストレートさ」と「大胆さ」を身につけられたら、世界に通用する新たなモテ優男像として株があがるかもしれません。
是非、パートナーや好きな女性に対して今日からちょっとだけ「ストレートに」「大胆に」接してみて下さい。少しの心遣いで大きく評価が上がるかもしれませんよ。
photo by Tiago Rïbeiro
(文/しらべぇ編集部・砂流恵介・辰巳真理)