店員のドヤ顔もむなしく…。服のリバーシブルに価値を感じない人は国民の過半数!
アパレルショップに足を運んだとき、こんな状況に遭遇したことはありませんか?一通りフロアを見渡して適当にスーツジャケットを手に取ってみます。
(ふむふむ、なかなか凝ったデザインじゃん…)
さらに店内を歩いて冬物のダウンジャケットを手に取り試着。ミラーで合わせてみます。
(カッコいい柄だな…)
服をハンガーに戻そうとしたそのとき。店員さんがそっと近づいてきて一言こう言いました。
「こちらリバーシブルになってるんですよー!」
店員さんが裏地をペロっと見せつけてきます。赤が基調になっている表の暖色系と違って寒色系のグレーの生地が見えました。店員さんは続けます。
「リバーシブルになってるので~、組み合わせもけっこう自由にできちゃいますよね~。2着持っているのと同じような着回しができるんですよね~!価格もお買い求めやすくなってまして~」
言っていることはもっともです。そこに論理的矛盾はありません。しかしながら、こうした店員さんの「リバーシブル推し」に価値を見出せない人もいることをご存知でしょうか?その服がリバーシブルであってもなくても、たいした違いは生まれない。そう考える人たちです。
国民の過半数がリバーシブル無価値派!
なんと、調べてびっくり。その割合は国民の過半数だったのです。
【質問】
「洋服のリバーシブルに、あまり価値を感じない」と答えた人の割合
価値を感じない:53.3%
価値を感じる:46.7%
それでは、国民の53.3%を占める「リバーシブル無価値説」を唱える人たちの声をご紹介しましょう。
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「店員のドヤ顔はなんとかならないのか」「あくまで『ついで』」
「リバーシブルだからという理由でその服を買ったことは一度もないです。買った服がリバーシブル、というのはありましたが」(20代女性)
「普通に表のデザインの善し悪しで欲しいか決める。裏地のデザインはあくまで『ついで』。ていうかリバーシブルの服を買っても裏地は着ません」(30代女性)
「店員は大きな勘違いをしている。リバーシブルだと『お得ですよね~』と言いがちだがそんなことはない。『裏も表も着れるから2着分の価値!なのに1着分の値段!』なんて愚かな思考に至ると思っているのか?片方しか着ないから意味なし」(30代男性)
「リバーシブル宣言をするときの店員のドヤ顔はなんとかならないものなのか」(40代男性)
「リバーシブルだと喜んで買うだろう、という客を舐めた態度が透けて見える」(40代男性)
リバーシブルに価値を見出せない、というコメントに加えて、店員さんのリバーシブル宣言にうっとうしさを感じるというコメントも少なくありませんでした。今回の調査、お客さんと店員さんでの意識の乖離が浮かび上がる結果となったようです。ようするに、リバーシブルも嗜好のひとつにすぎない、ということでしょうか。
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部)