改めて見るとツッコミどころありすぎな「ドラえもん」の秘密道具たち(前編)
秘密道具を掘り下げてみたら、「ドラえもん」のイメージ戦略が少し見えた気がします。
■「道具じゃない?!」秘密道具
悪運ダイヤ:これを持っていると悪いことが全部ふりかかってくる、おそろしい宝石。
これ…ただの呪われたダイヤですよね。「ドラえもん」には、これ以外にも「まったく秘密道具じゃないわ!」とツッコみたくなる秘密道具が出てきます。例えば、「アンラッキー引き寄せバッジ」。その名の通り、このバッジをつけていると次々と不幸に教われるというものですが、ただの呪われたバッジです。
未来には、運もコントロールできる技術が生まれるのでしょうか。そう考えるとリアルに怖いですね。
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■「ドラえもんの存在が脅かされる」秘密道具
アラビンのランプ:このランプをこすると“けむりのロボット”があらわれ、ランプをこすった人の命令を何でも聞いてくれる。
……「ドラえもんいらねぇ!」とすかさずツッコみたくなりますね。ネコ型ロボットからけむりのロボットへ、下請け発注が行われていてビックリです。
「ドラえもん」ではこれ以外にも、悪魔を召還したり、おばけを出したりする秘密道具が出てきます。一見ひどいなと思うかもしれませんが、ドラえもんの魅力である「愛すべき身近さ」はこういうところからにじみ出ているのではないでしょうか。
つまり、ドラえもんは「何でもかんでもやってくれる万能ヒーロー」ではなく、「ちょっと手抜きもしちゃう親しみやすい存在」なのです。秘密道具を掘り下げてみたら、「ドラえもん」のイメージ戦略が少し見えた気がしますね。
後編では、「実際に発明された」秘密道具など、秘密道具の魅力をさらに深く紹介します!
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)