「自分は昔やんちゃしてた」と思う男性は5人に1人！50代が最も高い原因はアレ！？

大人と飲んでいるとき、酔った勢いでふと「オレも昔やんちゃしてたからさあ」とつぶやかれることは「おっさんあるある」として広く知られています。その真偽は別にして、「自分は昔ワルだった」「やんちゃしていた」と高らかに宣言することで、人生において様々な経験をして現在に至っていることを相手に静かにアピールできますよね。

しばしば耳にするこうした「若気の至り」宣言ですが、男性全体のなかではどれだけ自らを「やんちゃしていた」と考える人がいるのでしょうか。今回は20～60代男性750人に「自分は昔やんちゃしていたと思いますか？」という質問をしてみました。

【男性750人に質問】
自分は昔「やんちゃしていた」と思いますか？

やんちゃしていた：22.9％
やんちゃしていない：77.1％

5人に1人以上が「昔はやんちゃしていた」宣言をしています。5人いる飲み会で1人は口にしそうなセリフということですから、調査結果に納得した方も少なくないのではないでしょうか。さらにこれを年代別に見てみると面白い傾向が浮かび上がってきました。

【男性・年代別】
自分は昔「やんちゃしていた」と思う人の割合

20代：22.0％
30代：17.3％
40代：23.3％
50代：28.0％
60代：24.0％

50代男性が28.0％と高い割合になっています。一体、50代男性の若い頃に何があったのでしょうか？若者の「やんちゃ」の一つとして思い浮かぶものと言えば学生運動でしょうか。東京大学の入学試験を中止に追い込んだ、当時の大学生による東大安田講堂占拠は1969年。このとき20才だった人たちは現在60代です。また、全国に空前のヤンキーブームを巻き起こした映画『ビーバップハイスクール』は1985年の作品で、このとき高校生だった人たちは現在40代半ばです。50代はその間のころに青春時代を過ごしていたことになります。ということは、50代の方は両者の影響を受けていたということでしょうか。

かつて、しらべぇでは「元不良」の肩書が評価されることに疑問を持つ人の割合を調べたことがあります。昔ワルだったことが、まともに生きてきた人よりもなぜか高く評価される社会に不満を持つ人は50％を超え、全国の「元ヤン」に対する国民の厳しいまなざしが明らかになりました。

こうしたことから、5人に1人いる「昔やんちゃしていた」人は、不必要にそれをアピールすると相手によっては煩わしく感じられることも少なくないということです。コミュニケーションにも、慎重な言葉選びが求められる時代になっているのかもしれません。

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2014年10月17日（金）～10月21日（火）
対象：全国20代～60代の男性750名

※画像は『氣志團』公式サイトのスクリーンショットです

（文／しらべぇ編集部）